兵庫県神戸市にある水族館「AQUARIUM×ART átoa(アトア)」は12月5日から1月26日の期間、株式会社KANSOテクノスが展開するブランド「魚魚工房」とのコラボ企画「魚魚(とと)あわせ展」を開催します。
「魚魚あわせ」は、魚編の漢字で表される生きものたちをテーマにした絵合わせカルタ。同展では、カルタに使われた切り絵作品を展示します。
魚について学べるカルタ「魚魚あわせ」
株式会社KANSOテクノスは、環境・土木・建築のエンジニアリング企業。過去には、京都府宮津市にあった「丹後魚っ知館」の飼育業務も担っていました。
「魚魚あわせ」は、丹後魚っ知館のグッズ制作の一環で制作。このときの制作メンバーによって、「魚魚工房」というブランドが立ち上がりました。
魚魚あわせ 日本津々浦々(提供:株式会社アクアメント)2023年12月、丹後魚っ知館の閉館に伴い、標本類の一部をアトアが譲り受け、「丹後魚っ知館~受け継がれし標本展~」として期間限定の展示を開催。現在も、3階「átoa LAB」で展示を継続しており、こうした経緯から今回の企画展「魚魚あわせ展」が実現したといいます。
「魚魚あわせ」に使われた切り絵作品を展示
「魚魚あわせ展」では、魚編の漢字で表される生きものたちをテーマにした絵合わせカルタ「魚魚あわせ」の切り絵作品を展示します。
展示される切り絵作品は80点で、展示会場はアトア2階「MARINE NOTE」。作品は色とりどりの千代紙や和柄で表現したもので、魚の美しさや独特な形の面白さなど、生きものの魅力を感じることができます。
切り絵作品(提供:株式会社アクアメント)アトアの飼育員と対決できるイベントも開催
来年1月10日〜12日には、アトアで働く飼育員と魚魚あわせで対決できるイベント「魚魚あわせ大会」も開催。
カルタ大会イメージ(提供:株式会社アクアメント)魚の漢字を学べるのはもちろん、対決相手の飼育員から魚についてのウラ話を聞くチャンスもあるそうです。
「魚魚あわせ」で魚の美しさに触れる
アトア1階ミュージアムショップでは、「魚魚あわせ全国版(日本津々浦々)」(税込1980円)、「魚魚あわせ英語版 Sushi Bar」(同)を販売します。
魚魚工房の担当者は、「この原画展を通じて、魚たちが持つ本来の美しさや、アートとしての魅力に触れていただければ幸いです」とコメントしています。
詳しくはアトアの公式ホームページで確認できます。
※2025年11月27日時点の情報です
(サカナト編集部)