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絶滅を防ぐためにわたしたちができること

直接カワバタモロコを救うには前述したような保全活動が重要となってきますが、わたしたちにもできることがあります。

それは、カワバタモロコをはじめとした絶滅危惧種をきちんと「知る」ことです。

カワバタモロコ(提供:生駒市カワバタモロコ保護活動ボランティア)

かつては身近にいたカワバタモロコが姿を消したのは、紛れもなくカワバタモロコのことを「よく知らなかった」からです。

カワバタモロコの生態や生息地をよく理解していれば、護岸工事や捕食者となる生き物を放流することが、カワバタモロコの個体数を減少させることは予測できたはずです。

そのためにわたしたちが踏み出すべき一歩目は、「自然環境に興味をもつこと」であると筆者は考えます。

自然環境への興味をもつことで、その環境を失いたくない気持ちが生まれます。

その過程で、地域での河川清掃活動や生き物の観察会などに参加することが、小さな積み重ねとなって少しずつカワバタモロコたちを取り巻く環境を良くしていくのだと思っています。

自然環境に興味をもつこと。本記事がその「一歩目」を踏み出すきっかけになればうれしく思います。

(サカナトライター:さご)

参考文献

環境省-特定第二種国内希少野生動植物種カワバタモロコの保全の手引き

生駒市-カワバタモロコ保護活動のページ

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さご

さご

バブルこうせんを撃ちたい

ただの魚が好きな人。奈良県在住。大学ではまったく魚に関係のない哲学を学んでいた。今までの人生経験を活かして記事を書いたり書かなかったりする。海無し県民でも魚への愛情は負けません。

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