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富山県ではお正月の定番!郷土料理「かぶらずし」4種類を食べ比べてみた

富山県では、お正月に「かぶらずし」を食べるのが定番。富山県出身の筆者も、小さなころから慣れ親しんできました。

しかし、県外に出たときに初めて、かぶらずしは富山県・石川県の郷土料理であり、他県ではなじみのないものだと知りました。

かぶらずしとは一体どのような食べ物で、どのような味なのか。私の地元の郷土料理をぜひ知ってください。

郷土料理「かぶらずし」ってどんな料理?

「かぶらずし」は富山県や石川県でハレの日に食べられる郷土料理。

現代で「すし」と聞いて一般的に想像されるものとは異なり、塩漬けしたカブラ(カブ)にサバやブリ、マスなどを挟んで糀で発酵させた漬物に近い食べ物です。

カブラの甘みや酸味、魚の塩味がちょうど良いバランスで、白米やお酒もすすみます。

「かぶらずし」の食べ比べをしてみた

富山県では、さまざまな食品メーカーがかぶらずしを販売しています。

そこで、県内のスーパーで手に入れることができたかぶらずしを食べ比べしてみました。

「北陸の味さばかぶら寿し」(三和食品

まずは三和食品の「北陸の味さばかぶら寿し」を食べました。ニンジンがたっぷり入っていて見た目も華やかです。

三和食品のサバのかぶらずし(提供:井村詩織)

一口大で食べやすく、さっぱりとしたサバの旨味とカブラのしっかりした歯ごたえが特徴的でした。

横から見た三和食品のかぶらずし(提供:井村詩織)

糀がたっぷり使われているので、酸味よりも甘みが強め。酸味が苦手な人や、初めてかぶらずしを食べる人におすすめです。

「かぶら寿し ぶり」(菱富食品)

続いて食べたのは、菱富食品の「かぶら寿司 ぶり」。カブラが大きめで、見た目のインパクト抜群です。

菱富食品のブリのかぶらずし(提供:井村詩織)

横から見ても分かるほどブリの身は分厚め。カブラもブリの身も大きいので、しっかりと食べ応えがあります。

カブラがみずみずしいので食感が楽しいのも特徴のひとつ。

横から見た菱富食品のかぶらずし(提供:井村詩織)

まろやかな糀が絶妙にカブラとブリを包んでいて絶品! ほのかな酸味を楽しみたい人におすすめです。

「糀屋のかぶら寿し さば・ます」(紺田糀味噌醸造所)

最後に食べたのは、紺田糀味噌醸造所「糀屋のかぶら寿し」のサバとマスの2種類。マスのかぶらずしにはトウガラシものっており、華やかさもあります。

紺田糀味噌醸造所のかぶらずし(提供:井村詩織)

まずはサバのかぶらずしからいただきました。カブラから、サバがはみ出るくらい魚の身が大きいのが特徴。サバの濃厚な旨味としっかりした酸味、塩味が感じられます。

横から見た紺田糀味噌醸造所のかぶらずし・サバ(提供:井村詩織)

続いてマスのかぶらずし。マスもサバと同様、魚の身が大きく食べ応え抜群!

富山県出身の筆者も「マスのかぶらずし」は初めて食べましたが、とろけるような甘みのあるマスとカブラの相性がとても良く、すぐに虜になりました。

横から見た紺田糀味噌醸造所のかぶらずし・マス(提供:井村詩織)

紺田糀味噌醸造所のかぶらずしはサバもマスも糀のなじみが良く、クセが強すぎないのが特徴です。

かぶらずしいろいろお楽しみ

富山・石川の郷土料理「かぶらずし」は、メーカーや魚の種類によって味や食感が異なることが分かりました。

今回食べ比べたかぶらずしそれぞれにも個性があり、改めて奥深さを感じます。

初めての方でも食べやすいかぶらずしはたくさんあるので、北陸ならではの味として、ぜひ食べ比べながら自分のお気に入りを見つけてみてくださいね!

(サカナトライター:井村詩織)

参考文献

農林水産省-かぶらずし 石川県|うちの郷土料理

農林水産省-かぶらずし 富山県|うちの郷土料理

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井村詩織

大学で寿司を研究するほど、無類の魚好き。推しの魚は観賞魚の「ベタ」です。 旅行先では必ず市場や漁港に立ち寄って、その土地ならではの魚料理や文化を楽しみます。 元新聞記者・現在Webライターとしての経験を活かし、魚や郷土料理の魅力を伝えられる記事を書きたいです。

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