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外来種の拡散に注意

外来種のメダカ(撮影:みのり)

ビオトープ作成・設置において注意しなければならないのは、外来種の拡散に寄与しないことです。

外来種は「人の手によって自然分布域外に持ち込まれた生物」のことを指します。外来種拡散は元々その場所にいた生き物の捕食や競合、遺伝子汚染等が起こってしまいます。

私のビオトープでも環境を安定させるためお店で購入したメダカヌマエビを入れていますが、彼らも外来種になります。

私はマンションに住んでおり近くに河川もないため、彼らが流出する可能性は殆どありませんが、一軒家や近くに河川がある集合住宅の場合、排水溝を伝って彼らが河川へ流出する恐れもあります。

ビオトープを作る際は、流出への対策を行うことが大切です。対策を行えば、どのような住宅でも十分にビオトープは作れます!

自分だけのビオトープを作ってみよう!

「本記事を読んで少しビオトープ作成に興味が湧いた!」という方はぜひ『自宅で湿地帯ビオトープ! 生物多様性を守る水辺づくり(中島淳 著/2023.5.1)』を読んでみてください。具体的なビオトープ作成方法や注意点、ビオトープにやってくる生き物なども分かりやすく紹介されています。

皆で自宅ビオトープを作り、生物多様性保全に貢献しましょう!

(サカナトライター:みのり)

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みのり

みのり

センス・オブ・ワンダーを大切に

北里大学海洋生命科学部卒・元水族館飼育員。魚類・クラゲはもちろん、イルカの飼育も担当。非常に多趣味で、生き物観察やフィールドワークはもちろん、映画や読書、ゲームも好き。多趣味ゆえの独自の視点、飼育員視点を交えつつ、水生生物やそれを取り巻く自然環境、文化、水族館の魅力を発信していきます。

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