実は美味しいゲスト
釣り人の多くが外道扱いしているものの、実は美味しい魚は多く存在します。もちろん毒を持つ魚は食べることができませんが、それ以外の魚はすべて食べることができるのです。

ホシササノハベラ(提供:PhotoAC)
ベラ科の魚はカサゴ狙いの外道で馴染みの魚ですが、刺身や煮付けで食べると非常に美味しい魚で、カサゴより美味しいと評する人もいます。特にキュウセンやササノハベラ属の魚はそこそこ大きくなることから食用に向いた魚と言えます。キュウセンは瀬戸内海で食用としており、船釣りや投げ釣りで本種を狙います。
テンジクダイ科の魚も釣りでよく見られる魚です。関東でよく見られるテンジクダイ科魚類はネンブツダイ、クロホシイシモチ、オオスジイシモチの3種。テンジクダイ科の魚は容易に釣れることに加えて揚げ物で食べると非常に美味であることから初心者にお勧めの魚です。
ベラ科もテンジクダイ科も数が多く数釣りが狙える魚種ですが、不用意にたくさん釣るのは控えましょう。
釣れた魚、特にリリースする予定の魚はできる限り丁寧に扱うことが望まれます。魚のためにも、釣り場を失わないためにも1人1人がマナーを守って釣りをすることが大切です。
(サカナト編集)
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