サカナをもっと好きになる

キーワードから探す

楽しむ

サカナブックスで「お誕ジョーズ2024」開催 注目のサメイベント当日の様子をレポート

7月6日と7日、東京・新宿区にあるサカナに特化した本屋「SAKANA BOOKS(サカナブックス)」で、グランドオープン2周年を記念するイベント「サカナブックス2周年だよ! お誕ジョーズ2024」が開催されました。

この記事では、サカナト編集部が開催当日の様子をレポートします。

サカナブックス2周年を記念して開催

SAKANA BOOKSは店名の通り、サカナをはじめとした水生生物に関する書籍を揃えた本屋。2022年7月に釣り情報メディアを運営・発行する株式会社週刊つりニュースの東京本社1階にグランドオープンしました。

図鑑や絵本だけでなく、クリエイターが作ったサカナや水生生物をモチーフとしたグッズや、缶詰などの水産加工品も販売。2023年4月にはブックレーベルとしての活動も開始し、同11月には水生生物の魅力を発信するメディア『サカナト』を本とWebで同時創刊しています。

「サメ」をテーマにトークや展示を展開

賑わうSAKANA BOOKS店内の様子

「お誕ジョーズ2024」はSAKANA BOOKSのグランドオープン2周年を記念して開催。“お誕生日”とサメを象徴する言葉“ジョーズ”をかけたイベント名になっており、「サメをテーマにSAKANA BOOKSの誕生日を盛り上げよう!」という思いで企画されました。

都内人気水族館からサメ類をはじめとした魚類の飼育スタッフを招いたトークショーのほか、サメに詳しいインフルエンサーによるサメトーク、サメにまつわる本やグッズの販売・展示……と、サメに囲まれた2日間となりました。

サメ・エイの写真展示やワークショップ、サメタッチコーナーも

お誕ジョーズでは、さまざまな展示や催しが行われました。まずは、2日間通して行われた展示・イベントを紹介します。

入口正面の壁には、トークショーにも参加する「しながわ水族館」と「マクセル アクアパーク品川」で実際に飼育されているサメ・エイの写真を展示。いずれもイベントへの期待が膨らむような素敵な写真です。

入口に飾られた「しながわ水族館」と「マクセル アクアパーク品川」提供のサメ・エイの写真

SAKANA BOOKSのスタッフが提供した液浸標本も展示。深海魚やヒレタカフジクジラの胎仔、世界最小クラスのサメであるツラナガコビトザメなど、なかなか見ることのできない魚たちが並びました。

SAKANA BOOKSの標本展示

2階スペースでは、現役海洋大生でもある骨密堂さんによるミズウオの牙標本をつくるワークショップコーナーが行われました。

歯を台紙に貼り、ミズウオのイラストに色を塗って、自分だけのミズウオの牙標本がつくれるワークショップです。2日間にわたり、多くの人が参加していました。

骨密堂さんワークショップ

今年もサメタッチコーナーが登場

そして、昨年開催された「お誕ジョーズ」でも大人気だったサメタッチコーナー。今回は、2日目のトークにご登壇いただいた深海魚ハンター・西野勇馬さん提供のユメザメモミジザメを展示しました。

サメタッチコーナー

水族館でもなかなかみることのできない深海ザメの「サメ肌」を触ることができる貴重な体験に、大人も子どももきらきらとした顔で撫でたり持ったりと楽しんでいました。

DAY1:社会学・エンタメ・飼育と幅広いジャンルのトーク

続いて、「お誕ジョーズ2024」DAY1(1日目)の様子をレポート。猛暑の中での開催となりましたが、たくさんの方にご来場いただきました。

DAY1に登場したのは、サメ社会学者Rickyさん、映画『温泉シャーク』の井上森人監督と永田雅之プロデューサーしながわ水族館・飼育スタッフの今井俊宏さん。それぞれの道でサメと関わる皆さまがトークを展開しました。

サメを仕事にできるのか? 国産サメ映画の関係者も登壇

サメ社会学者Rickyさん

サメ社会学者Rickyさんは、「サメを仕事にしてみた結果」をテーマに、インフルエンサーとしてサメと関わってきた経験を語りました。特に熱心に聞いていたのは、サメが好きな子どもたちです。

トーク後半には、映画『温泉シャーク』の井上監督と永田プロデューサーが登壇し、映画の製作に関わったRickyさんと共に制作秘話をお話しいただきました。

『温泉シャーク』井上監督と永田プロデューサー

なぜ「サメ」と「温泉」なのか、なぜこの映画を作ることになったのか……など、興味深いお話がたくさん。トーク後にはお客様から「観に行きたい!」との声がたくさん聞こえてきました!

シロワニからウミウシまで しながわ水族館での飼育・展示の話

しながわ水族館・今井俊宏さん

しながわ水族館の飼育スタッフである今井さんには、同館にいる2頭のシロワニをはじめ、現在飼育しているサメについてたっぷりと語っていただきました。

また、サメの話以外にも、ウミウシの展示方法についてなど、水族館の飼育員さんならではの話もたくさん聞くことができました。

サメの標本展示がお客様の心を鷲掴み

1日目には、通常展示に加えてRickyさんによる標本展示も行われました。

サメ社会学者Rickyさんによる展示

シロシュモクザメ、アカシュモクザメ、カスザメ、アブラツノザメの頭骨標本、アカエイの尻尾、アブラツノザメとネコザメ・イヌザメの卵の液浸標本……と盛りだくさん。そのほか、海外のサメ映画のパンフレットもあるなどサメに浸れる素敵なコーナーになっていました。

また、その隣にはホシザメのぬいぐるみ「ホッシーちゃん」が並びます。

ホッシーちゃん

実はこのホッシーちゃん、昨年の「お誕ジョーズ」に参加したお子様が、当日展示していたホシザメをイベント終了後に持ち帰り、型紙をとって作ったぬいぐるみ。今年も参加するということで、特別に1日展示させていただきました。

1

2 3
  • この記事の執筆者
  • 執筆者の新着記事
サカナト編集部

サカナト編集部

サカナに特化したメディア

サカナに特化したメディア『サカナト』。本とWebで同時創刊。魚をはじめとした水生生物の多様な魅力を発信していきます。

  1. 国立科学博物館で<貝類展>開幕 人類と長く深く関わってきた貝類とどう向き合うか

  2. 伊良部島<ジュゴン調査ツアー>が常時開催へ 夜の鳥羽水族館で海牛類のイベントも

  3. 水族館での勤務経験を活かして<水生生物に触れる楽しさ>を発信 ライター・みのりさんにインタビュー

RANKING

DAILY
WEEKLY
MONTHLY
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

関連記事

PAGE TOP