クロシビカマスによく似た魚
クロシビカマス属は1属1種ですが、このクロシビカマスによく似たものに「カゴカマス」(学名Rexea prometheoides)というのがいます。

カゴカマス幼魚(撮影:椎名まさと)
この2種を見分けるのには側線を見ての見分けが容易です。

カゴカマスの側線(提供:椎名まさと)
クロシビカマスでは体側中央に1本の側線が入るのみであるのに対し、カゴカマスでは背鰭下方を走る側線(写真の赤い矢印)があり、そこから側線が分岐、分岐した側線は体側中央を走ります(写真の黄色い矢印)。
なおカゴカマスも腹鰭は退化的です。

クロシビカマスの腹鰭。非常に小さく痕跡的(撮影:椎名まさと)
このほかナガタチカマスという魚もクロシビカマスによく似ているのですが、ナガタチカマスは小さいものの明瞭な腹鰭を持っているため、クロシビカマスとは容易に見分けることができます。

ナガタチカマスの腹鰭。1棘5軟条(撮影:椎名まさと)
また体形もナガタチカマスのほうがクロシビカマスと比べると細長いです。
なお、ナガタチカマスも側線は2つ走っています。1本は背鰭のすぐ下あたり、2本目は体側中央付近を走ります。