日本産タナゴ類の現状
タナゴ類は、淡水二枚貝に産卵する特殊な魚です。ですが今、河川環境の悪化などにより、淡水二枚貝が著しく減少を続けており、あわせてタナゴ類も生息数を減らしています。
また、既に日本で定着したタイリクバラタナゴやオオタナゴなどの外来タナゴ類は産卵のための二枚貝の競合として強いと言われており、日本産タナゴ類を減少させる一つの原因にもなっています。
これらの理由から、日本産タナゴ類はいずれも減少傾向にあります。
スイゲンゼニタナゴは姿かたちがそっくりな外来タナゴ類との交雑が問題となっており、見た目では区別がつかないことから対策も困難を極めるのではないかと思われます。
日本の川に棲む魚を守るためにも、外来種や他の地域に住む同種の放流は絶対に避けましょう。
(サカナト編集部)
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