皆さんは「和金」という魚を聞いたことがありますか？
和金は金魚の中でも特に魅力的で、初心者にも飼いやすい種類として知られています。金魚すくいでもお馴染みですよね？ あの赤い魚のことです。
この記事では、美しい和金に焦点を当てて、その魅力に迫ります。
和金って、どんな金魚？
金魚すくいでお馴染み美しさと飼いやすさで人々を魅了（提供：PhotoAC）
和金はその名の通り、日本の代表的な金魚品種です。美しさと飼いやすさから、和金は日本国内外で多くの金魚愛好家に支持されています。
和金は体形が細長く、鮮やかな色彩が特徴的な品種。体の色は赤、白、黒などが一般的で、これらが美しく混ざり合った模様を持っている個体も存在します。
また、和金の尾びれは他の金魚に比べて広がりがあり、優雅に泳ぐ姿は多くの人々を魅了します。
金魚としての和金の位置づけ
数百年の歴史にして金魚の原点（提供：PhotoAC）
和金は中国から伝わり江戸時代に日本で初めて品種改良された金魚とされ、その起源は数百年前にさかのぼります。
当時、貴族や富裕層の間で観賞用として飼育されていたことから、品種改良によって、その美しさが追求され、今日に至るまで様々な品種が生まれました。
つまり、和金は現在、私たちが目にする様々な金魚の原点と言えるのです。
さらに、和金は金魚の中でも丈夫で飼育がしやすく、初心者からプロのブリーダーまで幅広く支持されています。
そのため、金魚飼育の入門種としても最適であり、アクアリウムショーなどでは特別なカテゴリとして扱われることもあります。
和金の仲間たち
個性豊かで魅力的な和金の仲間たち（提供：PhotoAC）
和金の仲間には、他にも魅力的な種類がいるのをご存知でしょうか？
和金タイプの代表的な品種としては、朱文金やコメットなどが挙げられます。
朱文金は赤、白、黒が混ざった斑模様が特徴の品種で、同じ模様が他に存在しない美しさに人気。コメットは流れる流線形の尾びれが特徴で、名前の通り彗星を思わせる美しさがあります。
和金は種類の多さからもただの観賞魚ではなく、日本の伝統文化や芸術としても高く評価されています。
飼育することで、生活に潤いと美をもたらし、また精神的な癒しを提供してくれます。そのため、多くの人々に愛され続けているのです。
（サカナトライター：Ai）
