滋賀県が取り組む、琵琶湖の魚(湖魚)と県産農産物をかけ合わせたご当地グルメ企画「びわ湖魚グルメ」。
登録メニューを1年を通して提供することをルールに、2024年2月の企画開始以来、続々と新メニューが開発されています。
「びわ湖魚グルメ」(提供:滋賀県)滋賀県には、「鮒」と「お米」をかけ合わせた鮒ずし、「えび」と「大豆」をかけ合わせたえび豆といった、湖国ならではの食文化があります。
「びわ湖魚グルメ」は、そうした伝統的な発想を引き継ぎながら、新たなメニューとして次世代につないでいく取り組みです。
今年は“鮒ずしカクテル”ほか新メニューが59品追加
一昨年の開始時は45品・30店舗からスタートした「びわ湖魚グルメ」ですが、今年は新メニュー59品が加わり、メニュー総数は100品超に。さらにテイクアウトは17→39品へと充実したそうです。
ラインナップは、手頃なものから料亭・宿泊施設のコースまで幅広く用意。今年の注目は、滋賀を代表する発酵食「鮒ずし」の香りをアクセントにした“鮒ずしカクテル”です。
大津市「びわ湖大津プリンスホテル」の新メニュー「鮒ずしカクテル」(提供:滋賀県)鮒ずしの独特な香りが、カクテルとしてどんな一杯になっているのか……気になる人も多いのでは。
低利用魚の活用で、琵琶湖の漁業にもやさしく
小骨が多いなどの理由で“低利用”になりがちな湖魚を、メニューとして活用していく動きも進んでいるとのことです。
たとえば「近江懐石 清元」の新メニュー「まじか油煮と近江野菜と近江海老炊合わせ」は、“まじか(ニゴイ)”を使用。琵琶湖では古くから親しまれてきた魚ですが、骨が多く捌きにくいため、低利用になりがちな魚でもあります。
とはいえ、調理の工夫でおいしさを引き出せるのも湖魚の面白さ。こうした一皿から、琵琶湖の恵みの新しい味わいに出会えるのも、「びわ湖魚グルメ」の魅力といえそうです。
大津市「近江懐石 清元」の新メニュー「まじか油煮と近江野菜と近江海老炊合わせ」(提供:滋賀県)滋賀県としては、「見た目や味だけでなく、琵琶湖の漁業にもやさしいサステナブルなグルメ」として、こうした“低利用魚”の活用を進めることで、ビワマスやアユなど人気魚種に需要が集中しがちな状況をやわらげることにもつなげたい考えです。
長浜市「道の駅 湖北みずどりステーション レストラン」の新メニュー「ゴイゴイ酢―鯉」(提供:滋賀県)提供店舗やメニューなど詳細は、無料配布中の「じゃらん びわ湖魚グルメ」パンフレットおよび滋賀県の特設ページで紹介されています。気になる一品をチェックして、湖国の味めぐりに出かけてみては。
予約が必要なお店、数量限定のお店もあるため、利用前の確認がおすすめです。
※2026年2月4日時点の情報です
(サカナト編集部)