大阪府吹田市の複合施設・EXPOCITY内にある博物館「生きているミュージアム ニフレル」に3月18日、新ゾーン「どくにふれる」がオープンします。
生きものたちが身につけたスキルのひとつ「毒」について、その多様性を学べるエリアとなっているそうです。
「どくにふれる」メインビジュアル(提供:海遊館ニフレル事業部)毒は生きものたちがもつ「尊敬すべき能力」
新ゾーン「どくにふれる」では、毒をつかう生きものたちの世界に注目。生きものたちの、身を守る、防御する、だます、毒に強くなる──といったそれぞれのスキルに着目し、毒を「避けるべきもの」ではなく「尊敬すべき能力」として紹介します。
キオビヤドクガエル(提供:海遊館ニフレル事業部)空間デザインは、2024年から2025年にかけて同館で開催された特別企画展「あなたも愉快な生きものだ!展」でも好評を博したデザインチーム「minna」が担当。毒を持つ生きものから抽出した色や模様をもとに、明るくポップな世界観を構築します。
見る角度によって表情が変わる什器や、折るとハート型になる「パタパタドクドクカード」など、毒を“命につながる証”として感じられる仕掛けも用意。ニフレル館長・土井啓行氏は、毒を通して「生きることの尊さや、生きているってすごい!ということを考えるきっかけになれば」とコメントしています。
3つのエリアで“毒のスキル”を体感
展示は大きく3つのエリアで構成されます。
生きものの毒を4つにわけて紹介するエリア
ハナミノカサゴやアカハライモリなど、毒を持つ魚類・爬虫類・両生類など計33種・約230点について、獲物を捕る「こうげき」、身を守る「ぼうぎょ」、敵の目を欺く「もほう」、耐性・防御によって影響を受けにくくする「むこうか」の4つのスキルに分類。
カクレクマノミ(提供:海遊館ニフレル事業部)それぞれのスキルをもつ生きものたちを、種ごとに独立した水槽で間近に観察できます。
「毒を持たない魚」を探す大型水槽エリア
2台の大型水槽には毒を持つ魚が多数泳いでおり、その中から毒を持たない魚を探すエリアです。
ひとつのテーマをもとにじっくり観察する面白さや、視点の変化を体験できるといいます。
毒の多様性を学べるキュレーターコーナー
キュレーターコーナーには専任キュレーターが常駐し、毒の特性をツールを使って解説します。
パタパタドクドクカード(提供:海遊館ニフレル事業部)折るごとに8種類の生きものが現れるオリジナルカードなど、遊び心あふれる仕掛けで毒の多様性を学べるエリアだそう。
カフェメニュー&グッズも“どく”仕様に
館内2階のピクニックカフェ「EAT EAT EAT」には、新ゾーン「どくにふれる」に連動した限定メニューが登場します。
フグの身を贅沢に使った「ふぐ&チップス」、レモン汁を加えると色が変化する「ふしぎなクラゲミルクティー」、カクレクマノミの“おうち”であるイソギンチャクをお芋ペーストで表現した「クマノミのおうちドッグ」など、見た目も楽しいラインナップです。
またミュージアムショップ「NIFREL×NIFREL」では、毒を持つ生きもののカラフルな姿をポップに描いた「DOKUDOKU Tシャツ」(大人2種・キッズ2種)や、新ゾーンの内容を加えてリニューアルした「ニフレルノート」などのオリジナルグッズを発売予定です。
どくにふれて、自然を生きる命を学ぼう
毒は、生きものたちが自然を生き抜くためのスキルのひとつ。この能力を学ぶことは、改めて自然やいきものたちに向き合うきっかけとなるのではないでしょうか。
ニフレル内新ゾーン「どくにふれる」について、詳しくは同館公式ホームページに掲載されています。
※2026年3月3日時点の情報です
(サカナト編集部)