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深海世界で捕まえて ゲームの世界で<シーラカンス>の魅力を知る【私の好きなサカナたち】

(画像出典:『アクアノートの休日2』アートディンク)

Web『サカナト』には様々な水生生物好きのライター(執筆者)が所属しています。そんなライターの皆さんが特に好きなサカナ・水生生物について自由闊達に語らう企画「私の好きなサカナたち」。今回はサカナトライター・ゲームいきもの研究所さんによる「私の好きなサカナたち」をお届けします。

シーラカンスが好きだ。シーラカンスに実際に出会ったことはないけど、好きだ。

同じ古代魚のアロワナやピラルクのように水族館に行っても会うことはできない、野生で見ることなんてほとんどない。研究がすすめられている今でも、まだ謎が多い。

分からないことは多いのに、このシーラカンスを知らない人はほとんどいないくらい、よく知られている魚だ。

ゲームを通して生きた化石<シーラカンス>に魅せられた

シーラカンスは1930年代に現存種が発見されるまでは現存しない、遥か昔に絶滅したとされていた。しかし、現存種が見付かって、それが化石になっているものとほぼ違いがないことから「生きた化石」の代表格としてとりあげられることが多い。

シーラカンスの現存種が発見されて90年近く経とうとしているが、今でもこのシーラカンスが人々の心を掴んで離さない。その証拠に、90年代のゲームから最近発売されたゲームまでシーラカンスは登場し続けている。

最近出たゲームで有名なものは任天堂の『あつまれ どうぶつの森』だ。雨の日に釣りをすると、シーラカンスを釣り上げることができる

本来、深海近くにいるはずのシーラカンスを簡単に釣ることができ、釣った個体は博物館の水槽に展示することもできる。そこでは自分の気が済むまで、シーラカンスが泳いでいる姿を眺めることができるし、もっと贅沢なことに自宅の水槽に飾ることもできる。

シーラカンスを眺める贅沢

現実ではない、ゲームの世界の水槽だとしても、シーラカンスが泳いでいる様子をじっくりと眺めることができるというのは贅沢だ。古代魚のミステリアスな雰囲気、他の魚にはない立派なヒレ、大きな体。それでいて、ゆったりとした泳ぎ方。その姿をいろいろな角度から楽しむことができる。

こうした経験ができるのは『あつまれ どうぶつの森』だけではない。『FOREVER BLUE』や『ABZÛ』というゲームではシーラカンスが深海を泳いでいる姿を、ダイバーの目線で見ることができる。その際、暗闇で淡く緑に光る目も分かりやすくなる。

また、『ARK: Dinosaur Discovery』では恐竜が生きている時代に入り、他の魚竜などがいる海でシーラカンスが泳いでいる姿を見ることができる

今日も誰かがシーラカンスを好きになる

現実世界ではなかなか見ることができない。だけど、バーチャルな世界でシーラカンスを知り、もっとシーラカンスを好きになる。

子どもも大人も楽しむゲームを通して、今日もだれかがシーラカンスに惹かれていることだろう。

(サカナトライター:ゲームいきもの研究所)

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ゲームで遊ぼう、ゲームで学ぼう

サケやイワシ、ホホジロザメなどゲームに登場する実在するいきもののデータを収集、記録し、レポートを作成することを目標とした研究所です。レトロゲームから最新ゲームまで、メジャータイトルからインディーゲームまで、なんでも収集していきます。

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