東京ではようやく本格的な寒さが到来し始めた今年12月初旬、私は真夏のオーストラリア・メルボルンにいました。
メルボルンには、”SEA LIFE Melbourne Aquarium(シーライフ メルボルンアクアリウム)“という水族館があります。
やはり海外に来たら、現地の水族館に行ってみたいもの。SEA LIFEで観た生きものたちや館内について、レポートします。
海外旅行で水族館に行きたいけど楽しめるかな……と不安な方、メルボルンの観光地をお探しの方、ぜひ参考にしてみてください。
無料トラムで行ける水族館
SEA LIFEは、メルボルン市内(シティ)の南側、ヤラ川沿いに位置しています。
シティ内は無料トラムで移動でき、「Melbourne Aquarium/Flinders St」停留所で降りると、すぐ目の前に水族館があります。
入り口横には大きなミズクラゲのウォールアートがお出迎え。“アートの街”とも称されるメルボルンは至る所にスプレーアートがあり、行政や施設に許可を受けて描かれたものも多いといいます。
ミズクラゲのウォールアート(撮影:うえの かのん)これもおそらく、許可されたアートのひとつでしょう。さっそく土地柄が観られて嬉しい気持ちになります。
チケットはオンラインで購入すると割引があり、すぐに入場できるので、事前に買っておくのがおすすめ。大人$49(約4900円)、子どもは$35(約3500円)で入場できます。
近くのレジャーとのコンビチケットや、体験系のチケットもオンラインで購入できるようです。
オーストラリアならではの展示にワクワク
中に入ると、モニター上に水族館からのメッセージが書いてありました。
水族館からのメッセージ(撮影:うえの かのん/撮影場所:SEA LIFE Melbourne Aquarium)「私たちが行うことは、海とそこにすむ生きものたちを称えることを目的としています。それらの生きものを紹介することで、未来の世代のために海の遺産を守る取り組みに、より多くの人が参加してくれることを願っています」とあります。
グレートバリアリーフをはじめとした海洋保護区域が多数あり、世界有数の豊かな海洋生態系を有しているオーストラリアならではのメッセージだと感じました。
オーストラリアの浅瀬の環境を再現?
先に進むと、巨大な円形の水槽があります。オーストラリアの浅瀬の環境を再現したものでしょう。
水槽下部に入ることができ、オーストラリア近海に生息するノコギリエイの仲間であるフィドラーレイを間近で観察することができました。
フィドラーエイ(撮影:うえの かのん/撮影場所:SEA LIFE Melbourne Aquarium)南岸にすむEasten fiddler rayとSouth fiddler rayが暮らしているそう。こちらは後者でしょうか。
そして、オーストラリアのサメといえば……ポートジャクソンシャークも観察できました! ネコザメの仲間で、日本で観察できるネコザメの平均よりは一回り程大きい印象です。
ポートジャクソンシャーク(撮影:うえの かのん/撮影場所:SEA LIFE Melbourne Aquarium)魚名板はタッチパネルのようになっており、詳細を見たい種をタップすると特徴や生態、サイズなどが表示されます。
魚名板(撮影:うえの かのん/撮影場所:SEA LIFE Melbourne Aquarium)オンラインで表示しているのか、地下の展示室などではオフラインで種名板が開かないところもあり、ここは少し残念に思いました。気になる種があれば写真を撮っておいて、飼育スタッフに尋ねてみるのがよいでしょう。
見覚えのあるクラゲ展示
さらに先へ進むと、魚の水槽がいくつかあり、日本の水族館でも観察できる熱帯魚などが展示されています。
このイソギンチャクの量は日本では観察できない(撮影:うえの かのん/撮影場所:SEA LIFE Melbourne Aquarium)そして、日本でも大人気なクラゲコーナーへ。すると、なんだか見覚えがある雰囲気です。
そう、ここのクラゲ展示は研究室仕様。日本ではすみだ水族館の「アクアベース」や名古屋港水族館の「クラゲラボ」、京都水族館の「京都クラゲ研究部」、登別マリンパークニクス「クラゲLABO」などの展示方法でお馴染みです。
Jelly Lab(撮影:うえの かのん/撮影場所:SEA LIFE Melbourne Aquarium)調べてみると、世界各国の水族館で同様の見せ方があるようです。
たとえば、クロアチア共和国・プーラにあるプーラ水族館では「Jellyfuish lab」と称した展示室があるといい、やはり研究所仕様で多数のクラゲを展示。また、アメリカ・ケンタッキー州のニューポート水族館では、ミズクラゲの成長過程が展示されているそうです。
クラゲの優美さに焦点を当てた展示が多いなか、やはりその独特な生態もクラゲの魅力だよね、と改めて気が付せてくれます。そして、水族館展示にもブームがあるのだろうか……と新たな疑問を見つけられた瞬間でした。
1
2