東北エプソンアクアリウムかもすい|鶴岡市立加茂水族館(山形県鶴岡市今泉字大久保657-1)は「世界一のクラゲ水族館」として、クラゲの展示や研究に取り組んでいます。
クラゲを愛してやまない加茂水族館のスタッフに、クラゲの魅力や飼育の大変な点について聞いてみました。
クラゲ展示に力を入れるようになったきっかけ
加茂水族館は1997年、入館者がどんどん減少して閉館の危機にあったそうです。
そんな時、当時行われていた特別展で展示したサンゴの水槽に見たことのない生き物が出てきたといいます。
それが、「サカサクラゲ」でした。
サカサクラゲ(提供:加茂水族館)この「サカサクラゲ」を展示したところ、なんと来館者は他の水槽より長く足を止めて見ていたそうです。これが、クラゲを展示するきっかけになりました。
そうしてクラゲの展示を始めて、少しずつ展示種類を増やすと来館者数が少しずつ回復してきたそうです。
1999年には、本格的にクラゲの展示に力を入れはじめ、現在では約100種類のクラゲを展示しています。
クラゲ飼育を支える“工夫”
加茂水族館では、「キレイ」や「かわいい」だけでなく、来館者がクラゲについての知識を深められる展示を心がけているそうです。
館内の展示では、異なる種類のクラゲを見比べながら美しさを堪能できます。幻想的なクラゲに囲まれた、特別な時間を過ごすことができます。
展示だけではなく、クラゲ学習会やバックヤード見学といったクラゲの生態・研究について学べる機会も充実。クラゲについてより深く学びたい方には、クラゲ学習会がおすすめだといいます。
加茂水族館スタッフが考える<クラゲの魅力と見どころ>
加茂水族館の方に、クラゲの面白い生態や、クラゲの見どころについて聞いてみました。
クラゲの増え方はさまざまで、<卵→ポリプ→クラゲ>となるものや、卵からクラゲになる種がいる一方で、体がちぎれて増える種類もいるといいます。
注目してほしいクラゲは「パルモ」
また、ぜひ見てほしいクラゲとして挙がったのは「パルモ」。傘縁がスカラップカットになっていて可愛らしいうえ、その部分は青紫色で見入られる姿をしています。
傘の裏側に見える「水管(栄養を送る管)」が太く、見ごたえがあるそうです。
パルモ(提供:加茂水族館)加茂水族館を訪れた際には、ぜひ「パルモ」に注目しましょう。
「きれい」だけじゃないクラゲの魅力
加茂水族館では約100種類のクラゲが常時展示されています。大きなクラゲだけではなく、数ミリの小さなクラゲもいるそうです。
大きさや色、形も異なるクラゲを観察して、お気に入りのクラゲを探してみるのもいいかもしれません。
きれいだと思うだけでなく、クラゲを学ぶ展示が楽しめるのが、加茂水族館の特徴。まだまだ続く暑い日に、涼しげなクラゲを楽しんでみてはいかがでしょうか。