食品宅配サービス「らでぃっしゅぼーや」は9月14日、宮城県気仙沼市に水揚げされたヨシキリザメを活用した加工食品の販売を開始しました。
11月にかけて、焼売やパスタソース、甘酢あんなど5種類の商品が順次展開されます。
気仙沼のヨシキリザメを切り身として活用
今回の商品に使われているのは、株式会社中華・高橋が開発した「ピーチシャーク」です。
気仙沼ではフカヒレ加工が行われてきましたが、フカヒレを取った後のヨシキリザメの身は、これまで主にかまぼこなどの練り製品に使われてきました。
サメの身は水分が多く、鮮度が落ちると尿素がアンモニアに変化して特有の臭いが生じやすいとされています。そこで、漁獲直後から低温で鮮度を維持する氷温管理などの技術を用いることで、切り身として利用できる品質を確保したといいます。
新鮮な身は淡いピンク色をしており、これが「ピーチシャーク」という名称の由来となっています。
ピーチシャーク(提供:オイシックス株式会社)クセの少ない白身で、和洋中さまざまな料理に合わせやすいことも特徴です。また、魚特有の小骨がなく、骨は軟骨で構成されています。
今回の取り組みでは、これまで十分に活用されてこなかったサメ肉を加工食品として商品化することで、水揚げされた水産資源をより無駄なく利用することにつなげています。
焼売やパスタソースなど5種類を展開
9月14日から販売されるのは、「気仙沼ピーチシャークの焼売」「ピーチシャークのほぐしパスタソース(ペペロンチーノ)」「野菜たすだけ 気仙沼ピーチシャーク甘酢あん」の3商品です。
焼売は紫いもを使ったピンク色の皮でヨシキリザメの身を包んだ商品で、6個入りです。
気仙沼ピーチシャークの焼売(提供:オイシックス株式会社)パスタソースはガーリック風味のソースに切り身を入れ、食べる際に身をほぐしてパスタと合わせる仕様となっています。
ピーチシャークのほぐしパスタソース(ペペロンチーノ)(提供:オイシックス株式会社)甘酢あんは下味を付けて揚げたサメ肉を使用しており、野菜を加えて仕上げる商品です。
野菜たすだけ 気仙沼ピーチシャーク®︎甘酢あん(提供:オイシックス株式会社)11月以降には、「気仙沼ピーチシャーク®フリット」と「気仙沼ピーチシャーク®のつみれ」も販売される予定。フリットはクセの少ない白身を生かした商品で、つみれはサメの身が持つふんわりとした食感を生かして仕上げられているといいます。
サメを切り身で美味しく楽しめる
らでぃっしゅぼーやでは、特定の魚種に偏らず、多様な魚を食べる「多様なお魚食文化」の提案を進めており、その一環でヨシキリザメに注目。すり身ではなく切り身を使用し、食べ応えのある料理に仕上げたといいます。
5商品は「らでぃっしゅぼーや」の定期会員向けの販売。詳しくはらでぃっしゅぼーやの公式ホームページに掲載されています。
※2026年9月26日時点の情報です
(サカナト編集部)