そもそも「テトラ」ってなに?
ネオンテトラやカージナルテトラは「テトラの仲間」とよく言われます。そもそもこのテトラってなんなのでしょう?
実は、南米やアフリカで発見されるカラシンの仲間の多くは、かつてはテトラゴノプテルス(Tetragonopterus)属という1つの属にひっくるめられていたのだそうです。その名残で「○○テトラ」という名前(通称)の魚が多いのですね。
少々マニアックな話になりましたが、「『小さい熱帯魚=テトラ』ではない」ということだけ知っていただければと思います。
水族館でもぜひ見比べてみて!
水族館でも目にすることの多いネオンテトラ&カージナルテトラ。見かけた際にはぜひ「どっちだろう」とチェックしてみてください。
この2種の違いのような、「はじめは見分けがつかない」→「一度気がつくと確実に見分けがつく」という体験って、きっと生き物の細部にまで興味を持つ第一歩なんじゃないかな、と思うんですよね。
もし水族館で見比べてみるなら、個人的には東京の「すみだ水族館」がおススメです。
順路を入ってすぐの水槽(写真、一番左の水槽)にはネオンテトラが、その向かい側の、一番大きい水草水槽にはカージナルテトラがそれぞれ泳いでいます。
空いているタイミングを見計らって、両者の違いをじっくり見比べてみる。そんな水族館ライフも、悪くないですよ!
実はもう一種類、「グリーンネオンテトラ」というよく似た魚も存在するのですが、今回は割愛いたします。
(サカナトライター:アル)
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