光の条件や魚の状態により体色が変わることも
スミレナガハナダイの美しい体色は、皮膚に存在する色素胞という特殊な細胞の働きにより変化します。そのため、光の当たり方や魚の状態により、体色が微妙に変わることもあるのだそう。色素胞内の色素の分布や濃度を変えることで、環境条件に適した体色を保っているのですね。
光量の少ない海中でみると、赤っぽい色が消えて全く違う色にみえたりすることも。また、魚がストレスを感じたり興奮したりすると体色が変わることもあるようです。
水族館などでスミレナガハナダイを見かけたら、ぜひその体色に注目してみてくださいね。
(サカナトライター:糸野旬)
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