幼魚の魅力
幼魚は、形、色、模様などが成魚と全く違うことがあります。逆に、成魚のミニチュアのように同じ形の魚もいます。それぞれが生き残りをかけて選んだ成長過程に個性があり魅力的です。
今まで取れて1番嬉しかったのはセミホウボウの幼魚で、青みがかった色が綺麗です。
また、「幻」と言われることもあるエボシダイの幼魚も嬉しかったです。どちらも1〜3センチくらいの大きさで、青と銀の縞が綺麗でした。
大きいものでは30センチくらいのトラウツボの幼魚が取れたこともあります。また、餌付けが難しいアオヤガラの幼魚がメジナの幼魚を丸ごと食べたこともあります。
しかし、幼魚飼育は難しいことが多いです。図鑑などに載っている情報は成魚のものがほとんどで幼魚時代の情報はとても少ないからです。
まだまだ分からないことが多い幼魚を観察して生態を知り、新しい発見をしながら飼育に挑戦し続けたいと思います!
(サカナトライター:ミドリフサあんこ)
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