東京都新宿区にあるサカナに特化した本屋<SAKANA BOOKS>は5月24日、湿地帯の生きものであるサンショウウオにフォーカスしたトークイベント『サンショウウオBOOKS』を開催します。
「埼玉県立川の博物館」と「さいたま水族館」の2館からサンショウウオの飼育や調査、研究、普及を担当するスタッフをそれぞれ迎え、トークショーを実施するほか、新刊図鑑『日本産サンショウウオ図譜』(著:松井正文・写真:関慎太郎、技術評論社)の掲載画像より厳選した特設パネルの展示、両生類・水生生物のグッズ販売なども行います。

埼玉県の水族館&博物館スタッフによるトークイベント
当日は、埼玉県羽生市にある水族館「さいたま水族館」の飼育スタッフである荒井康充さんと、埼玉県大里郡にある「埼玉県立川の博物館」の両生・爬虫類担当の学芸員である藤田宏之さんによるトークイベントが開催されます。
さいたま水族館・荒井さんのトークテーマは「展示を通して伝えたい埼玉県の自然環境」。同館のサンショウウオ展示について、飼育員だからこその視点で語ります。
トウキョウサンショウウオ(提供:さいたま水族館 荒井康充さん)
生体展示ではどのようなことを意識しているのか、希少生物と採取の話、小型サンショウウオと来館する方々のサンショウウオのイメージなど、さいたま水族館の展示を通して覗くサンショウウオの世界を垣間見れそうです。
埼玉県立川の博物館の藤田さんは、「ひっそり、静かに暮らす、日本の小型サンショウウオの魅力と危機」がトークテーマ。日本の小型サンショウウオの魅力や小型サンショウウオの生活史や生息環境、小型サンショウウオが瀕している危機・保全の取り組みについて語ります。

特設パネル展では、日本産サンショウウオの魅力にフォーカスを当てます。
日本に生息する全てのサンショウウオの種を網羅した話題の『日本産サンショウウオ図譜』より写真を厳選。美しいサンショウウオ類のパネルを鑑賞できます。

また、カエル工房さん、工房うむきさんによる両生類・水生生物のグッズ販売、サンショウウオをはじめとした両生類・湿地関連本の特別選書コーナーも登場予定です。
サンショウウオの魅力に触れよう
「サンショウウオBOOKS」は5月24日(土)、SAKANA BOOKS(東京都新宿区愛住町18-7)で開催。
トークイベントの開始時間は、さいたま水族館の荒井さんは13時から、埼玉県立川の博物館の藤田さんは14時30分からで、それぞれ1時間程度。会場は、SAKANA BOOKSに併設する釣り文化資料館内です。

当日同店は12時から17時半の通常営業。入店は自由ですが、トークイベントの参加は有料チケット制となります。
チケットは、SAKANA BOOKSオンラインストアで購入可能。サンショウウオBOOKS限定「オリジナルトートバッグ」付きのプレミアムチケットも販売しています。
日本にすむたくさんのサンショウウオたち
水族館や博物館にいくと、ついついサンショウウオの展示で足を止めてしまう人、湿地帯が好きな人、サンショウウオについて詳しくなりたい人、首都圏の自然に知りたい人におすすめしたいイベントです。
参加をすれば、身近な湿地帯の小さな命に夢中になること間違いなし。

イベントの詳細は、SAKANA BOOKSのnoteで確認することができます。
(サカナト編集部)