北海道札幌市の都市型水族館「AOAO SAPPORO」は4月18日、世界最小種<フェアリーペンギン>の雛の成長を祝うイベント「ハッピーハッピーペンギン 2026」を開始します。
動画展示やオリジナルカードの配布などを通して、小さな命の成長を身近に感じられる内容となっているようです。
誕生から体重は約27倍に成長
AOAO SAPPOROでは、3月9日にフェアリーペンギンの雛が誕生しました。
誕生時の体重はわずか29グラムでしたが、生後37日目となる4月15日には790グラムに達し、約27倍にまで成長しています。
「フェアリーペンギン」の雛 生後37日目(提供:株式会社青々)最近は巣箱から姿を見せる時間も増えているといい、タイミングが合えば来館者が雛の様子を間近で観察できることもあるそうです。
フェアリーペンギンはオーストラリア南部やニュージーランドに生息する世界最小のペンギン。体長30〜40センチ、体重1キロほどで、青みがかったグレーの体色が特徴です。
今回誕生した雛の母親「アクア」(提供:株式会社青々)同館のフェアリーペンギンは、葛西臨海水族園(東京都江戸川区)からブリーディングローンで借り受けている個体で、飼育環境や飼育方法は同園のサポートのもと整えられてきました。今回の誕生で館内のフェアリーペンギンは1羽増え、合計7羽になったそうです。
雛の成長を伝える展示やトークも実施
雛の成長の様子を動画で紹介する展示「ハッピーハッピーレポート〜フェアリーペンギンの雛の成長記録〜」では、生物担当スタッフが日々の記録から映像を厳選し、内容を随時更新していく予定です。
生後0日目の雛の写真をほぼ等身大で印刷したオリジナルカードが来館者全員に配布。カードの裏面には、新生活をイメージしたデザインとともに雛の解説が記載されており、持ち帰って楽しめる記念品となっています。
ハッピーハッピーカード イメージ(提供:株式会社青々)また、「世界ペンギンの日(4月25日)」に合わせたトークイベント「ハッピーハッピートーク〜世界ペンギンの日〜」も開催。4月25日と26日にそれぞれ行われ、ペンギンの生態や、彼らを取り巻く環境について解説が行われます。
なお25日の回では、先月誕生した雛の近況も担当スタッフから紹介予定です。
雛の成長を通じて、ペンギンたちの未来を考えるきっかけに
世界一小さなペンギンとして知られるフェアリーペンギンの雛が、都市の真ん中の水族館ですくすくと育つ姿は、多くの来館者の関心を集めそうです。
一方で、野生下では気候変動や環境変化の影響も指摘されるペンギン類にとって、繁殖の成功は貴重なニュースでもあります。
AOAO SAPPOROの取り組みは、愛らしい雛の成長を楽しみながら、ペンギンを取り巻く環境や生物多様性について考えるきっかけを提供してくれそうですね。
詳しくはAOAO SAPPOROの公式ホームページで確認できます。
※2026年4月17日時点の情報です
(サカナト編集部)