博物館や水族館で“魚のはく製”を見たことありますか?
はく製とは、除肉・防腐処理を施し、生きていた時の姿を再現した標本のことです。魚好きなら、一度は「家に飾りたい!」と思ったことがあるはず。
実は、魚のはく製は自宅で作ることができます。はく製と聞くと難しそうに思えますが、実は意外にも100円均一ショップ(100均)で手に入る道具で作成することができるのです。
夏休みの自由研究にもピッタリな、魚のはく製作りを実践してみました。
手軽にできる!さかなクン流のはく製作り
今回のはく製作りですが、作り方はYoutubeの「さかなクンちゃんねる」の方法を参考にしました(【自宅でデキる】はく製の作りかた伝授します!-さかなクンちゃんねる)。
この動画内で紹介していた道具のほとんどを実際に100均で揃えてみました。
揃えた道具は、スプーン、バターナイフ(除肉用)、ハサミ、包丁、紙粘土、綿、木工用ボンド、エタノール(70%以上、防腐処理用)、水性ニス、発泡スチロール(魚の固定用)、まち針か竹串(魚の固定用)の計10点です。
エタノールとニスのみ、100均ではない場所で購入しました。100均でも消毒用エタノールは売っていますが、そこそこ量を使うので、容量の多いものを他で買ってしまう方が良さそうです。
ちなみにさかなクンは動画内で「ウォッカで防腐処理をした」と言っていました。度数の強いお酒でも、防腐処理はできるようです。
アユを使って実際にはく製を作ってみる
今回、はく製にする魚はアユです。
釣りなどで採集した魚でもできますが、今回はスーパーの鮮魚コーナーで購入したアユを使います。
アユ(撮影:みのり)除肉と防腐処理
まずは除肉を行います。
アユの肛門にハサミを入れ、頭の方へお腹を割きます。魚には、ヒレの基部に「担鰭骨(たんきこつ)」という内骨格がありますが、この担鰭骨を皮と一緒に切っておかないと、上手く皮と身を取ることができません。
筆者はそれに気がつかず、皮を担鰭骨ごと剥がしてしまいました……。
アユの皮(撮影:みのり)お腹を割くと内臓が出てくるため、手やスプーンなどで取り除きます。内臓よりさらに頭側にはエラがついています。これもハサミで根元から切り落とします。
皮を剥ぎ、除肉したら、最後に目玉を取り除きます。竹串などを頭の内側から通すと取りやすいかもしれません。
担鰭骨の処理を間違えながらも、なんとか皮を剥げました。除肉処理が終わったら、エタノールに漬けて密封し、防腐処理をします。
エタノールに浸けて防腐処理(撮影:みのり)形を整えて乾燥
エタノールには約24時間漬けました。
これはあくまでアユの場合であり、漬ける時間は魚によって異なるので、調整してください。
エタノールから取り出したら、皮の内側に紙粘土を貼り、さらにその内側に綿を詰めます。写真では粒綿をつかっていますが、なかなか使いにくかったので、他の綿のほうが良いと思いました。
紙粘土と綿で整形していく(撮影:みのり)エタノールから魚を取り出したら、魚が湿っているうちにこの作業をしましょう。魚が乾燥してしまうと、カチカチに固まってしまい整形できなくなります。
お腹や穴の開いているところは木工用ボンドでふさぎ、形を整えるためにまち針などで発泡スチロールの上に固定します。
整形ができた(撮影:みのり)ボンドが乾いたら、ニスを塗ってさらに一晩乾かします。
乾いたら完成!
ニスが乾いたら完成です。
さかなクンは目を紙粘土で作って詰めていましたが、筆者は完全にそれを忘れていました……。
完成したアユのはく製(撮影:みのり)しかし、初めてにしては割と形になったのではないかと思います。
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