今年7月、山と溪谷社から図鑑『くらべてわかる海水魚』が発売されました。
海の生き物が大好きな我が家では早速購入。最初は普通に読んでいたものの、6歳の娘がおもむろにクレヨンを取りだし……。
自由研究などにもおすすめの『くらべてわかる海水魚』。図鑑の楽しみ方は“読む”だけではありません。
図鑑を参考に絵を描いてみた
書店でたまたま見つけた図鑑『くらべてわかる海水魚』。美しい魚の写真がたくさん載っている表紙に一目ぼれし、即購入しました。
それからというもの、子どもたちと一緒に釣ったことのある魚を調べたり、寝る前の読み聞かせ絵本の一冊として楽しんでいました。
一方、最近の我が家のブームはクレヨンで絵を描くこと。子どもたち食べ物や動物を描いて楽しんでいました。
そんなある日、娘は図鑑を広げ、魚の絵を描き始めたのです。それを見た4歳の娘もやってきて、一緒に描き始めました。
“描く”と魚をよく見るようになる
面白そうなので私も挑戦。魚を描くのは難しいですが、とても楽しく、時間を忘れてお絵描きに熱中しました。
子どもたちも思い思いに魚の絵を描いていきます。気がつけば机の上に“小さな海”ができていました。
小さな海ができた(提供:清水むつみ)描いてみて気づいたのは、「魚をよく見るようになる」ということ。ぼんやりと「この魚は銀色」と思っていても、よく見ると赤が入っていたり青が入っていたり、実はカラフルだったりします。
ヒレや口の形も魚によってさまざまで、新しい発見がたくさんありました。絵を描いて満足していた筆者でしたが、子どもたちはそれだけでは終わりません。
図鑑をよく見ていると疑問も生まれてくる
子どもたちは、お絵描きを通して色々な疑問を持ち始めました。
「釣りの時には、こういう魚は見たことないけどどうしてかな?」──その疑問を『くらべてわかる海水魚』を見て調べてみます。
すると、魚にはそれぞれ生息地があるということがわかり、さらに、この図鑑に載っている魚たちは主にダイビングやシュノーケリングで見られる種だということもわかりました。
クロリボンスズメダイのスケッチ(提供:清水むつみ)「この魚たちは死んじゃったのを写真に撮ってるの?」──こんな疑問も生まれました。
『くらべてわかる海水魚』で使われているのは生態写真。だからこそ海の中で泳いでいる様子をそのまま確認することができます。
最初は絵を描く目的で図鑑をよく見ていた子どもたちでしたが、その過程で生まれた小さな疑問に一つ一つ答えていくうちに、興味が本当の海の世界へと広がっていきました。
「お母さん、シュノーケリングやってみたい!」
図鑑の魚を眺めて、描いていた時間が、「いつか海の中で本物を見てみたい」という新しい楽しみに変わった瞬間でした。
図鑑の楽しみ方は1つじゃない
魚の名前を調べたり、似た魚を見分けたり、実用的な使い方ができるのはもちろん、家族で同じページを眺め、お気に入りの一匹を描いてみることもでき、魚に対する興味も知識も深まっていく──そんな図鑑との素晴らしい出会いになりました。
また、我が家の子どもたちはまだ未就学児で、絵を描くところで終わってしまいましたが、小学生以上であれば自由研究のお供としても、おすすめしたいです。
絵を描いてみるのはもちろん、好きな魚の生態を調べたり、釣った魚を調べたりと、いろいろな使い方ができると思います。
この素敵な図鑑、あなたならどんな風に楽しみますか?