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アクアリウムの救世主・プレコ どうしても汚れてしまう<水槽の掃除係>?

魚を水槽で飼っていると与えた餌が残ったり、苔が生えてきたりと日常的に水槽内は汚れていきます。そうなると絶対避けては通れない水替えや掃除。でもそれってなかなか大変ですよね。

そんな時に苔取りや残餌の回収を手伝ってくれる魚がいれば助かりませんか?

水槽掃除を助けてくれる魚・プレコ

ナマズの仲間、プレコという魚を知っていますか?

アクアリストの皆さんには水槽の掃除係として既に認知されているかもしれません。

プレコの仲間(撮影:プレコ暮らし)

プレコとは一般的な呼称で、正式にはプレコストムス(Plecostomus)を略したもの。アマゾン川など南米の川に住む淡水魚です。

雑食性のプレコは比較的なんでも食べるので、残った餌だけでなく水槽の壁面やオブジェに生えた苔の掃除に一役買ってくれる優秀な魚なんです。

ブッシープレコ(撮影:プレコ暮らし)

プレコは特徴的な大きく吸盤状の口を持っています。その口でどんな所にも齧りつき、こびり付く苔や汚れも舐めつくしてしまいます。

また、狭い場所を好むため、手の届かない隙間の汚れもしっかり回収してくれるんです。まさに水槽の掃除を助けてくれる魚だと言えますね。

混泳はできる? テリトリーが被らない魚ならOK

プレコは流木やオブジェの裏などに隠れてじっとしている魚です。基本的に水槽の下部を中心に暮らすため、水槽の上部まで泳いでくることは滅多にありません。ですので、テリトリーが被らない魚との混泳は問題ありません

水槽で暮らすプレコ(撮影:プレコ暮らし)

また、雑食とは言え自分から他の魚を食べに行くこともないので、小さい魚と混泳しても大丈夫です。

ただし、プレコ同士の縄張り争いはしばしば発生します。特に身体が大きくなる程、縄張り意識は強くなる印象で、プレコ同士を混泳させる時はそれぞれの隠れ家が確保できるレイアウトが必要です。

水換えは必須

プレコは水槽掃除に一役買ってくれるありがたい魚です。しかしプレコだけでは水に溶けた目に見えない物質までは取り除くことが出来ません。

プレコに頼るのではなく、定期的な水換えは必須となります。それでも日々発生する苔や残餌が減ることによって景観が良くなることは、プレコを飼うメリットではないでしょうか。

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プレコ暮らし

プレコ暮らし

可愛いプレコを日常に♪

世界初のプレコデザイナー「プレコ暮らし」。プレコはアマゾン川に暮らす熱帯魚。あまり知られていませんがプレコは実はとっても可愛い生き物なんです。400匹のプレコと共に暮らしながら、プレコを知ってもらうため日々PR活動中。ハンドメイド作家としてプレコグッズ製作も行っております。

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