サカナをもっと好きになる

キーワードから探す
ニュース

富山の海と漁業を現場で学ぶ“魚の旅”? 高校生・大学生向け「さかなたび」2日間にわたり開催【富山県】

富山県の海や漁業の現場を訪れ、地域産業や海洋環境について学ぶ体験型ツアー「さかなたび 秋の北陸ツアー2026(富山)」が、11月7日と8日の2日間にわたって開催されます。

対象は高校生から大学・大学院生。一般社団法人漁業ブが主催し、現在参加者を募集中です。

漁業から加工、料理まで水産業の現場を訪問

「さかなたび」は、海とともに暮らす地域を訪れ、漁業体験や生産者との交流を通して、海や一次産業の現状を学ぶプログラム。今回の開催地は富山県の富山市、朝日町、滑川市、魚津市です。

初日は朝日町の泊漁協を訪れ、漁業や水産加工、直販などに取り組む漁師から、地域での仕事や今後の課題について話を聞きます。

さかなたび キービジュアル(提供:一般社団法人漁業ブ)

朝日町の泊漁協は、地域外からのIターン漁師が多い珍しい地域だといい、当日は、脱サラをして漁師になった方が地域を案内してくれるそう。

その後はカニの加工や甘エビの昆布締め作りも予定。魚介を「獲る」だけでなく、加工して商品として届けるまでの仕事について学ぶ機会となりそうです。

カニランチ(提供:一般社団法人漁業ブ)

富山市の東岩瀬地区では、料理店「御料理 ふじ居」で富山湾の魚介について学習。漁師が獲った魚が卸や加工業者を経て飲食店に届き、料理として提供されるまでの過程を学ぶことができます。

岩瀬地区のまちづくりについて知る散策や、漁師・生産者との交流も予定されています。

漁場や水族館で富山湾の環境を知る

2日目は滑川漁協を訪問し、ホタルイカや紅ズワイガニ(ベニズワイガニ)、甘エビ(ホッコクアカエビ)などが水揚げされる滑川の漁業について話を聞きます。

漁業者が取り組む「海業」の課題や実際の取り組みを伺った上で、漁船に乗り、漁場を見学することもできます。

漁船で漁場へ(提供:一般社団法人漁業ブ)

続いて魚津水族館を訪れ、北アルプスの渓流から富山湾の深海まで、地域の生態系を扱った展示を通して海洋環境について学ぶほか、同館が地域で行っている研究や教育活動についても説明が行われます。

このほか、漁師との交流や魚介を使ったバーベキュー、釣りや漁業を生かした地域活性化に取り組む事業者による講義なども組み込まれています。

2日間の体験を地域への提言につなげる

プログラムの最後には、参加者がチームに分かれ、現地で見つけた課題やテーマについて考えるアウトプットセッションを実施。漁業や海洋環境について得た知識を整理するだけでなく、地域や水産業の未来についての考えをまとめる場となりそうです。

ツアー後には、生産者とのプロジェクトにつなげることも想定されています。

募集人数は最大20人程度で、対象は高校生から大学・大学院生まで。参加費は宿泊ありの場合が1万5,000円、宿泊なしの場合が8,000円で、新幹線利用者には最大1万円の交通費補助があります。

応募締切は10月16日。応募状況によっては締切日前に募集を終了する場合があるとのことです。

また、天候や生産者側の事情などにより、プログラム内容が変更される可能性があります。

本イベントについて、詳しくは漁業ブの公式ホームページに掲載されています。

※2026年9月21日時点の情報です

(サカナト編集部)

  • この記事の執筆者
  • 執筆者の新着記事
サカナト編集部

サカナト編集部

サカナに特化したメディア

サカナに特化したメディア『サカナト』。本とWebで同時創刊。魚をはじめとした水生生物の多様な魅力を発信していきます。

  1. シーボルトの標本から水辺環境の未来を考える? 滋賀県立琵琶湖博物館が開館30周年で国際シンポジウムを開催へ

  2. 寄生虫から”謎”を解く? <浮遊性巻貝>が魚に捕食されている可能性が示唆される

  3. 夜の水族館が“出会いの舞台”に? 交流イベント「かもすいナイト」開催【山形県鶴岡市】

関連記事

PAGE TOP