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そっくりな見た目<ギンポ>と<カエルウオ> 可愛くて美しいダイバーに人気の4種を紹介

愛らしい顔とユニークな泳ぎでダイバーを魅了する、ギンポカエルウオ

水族館では色鮮やかな魚の影に隠れてしまいがちですが、一度知ってしまったら探したくなる不思議な魅力でいっぱいです。

この記事では、ギンポのカエルウオの違いとその魅力に迫ります。

ギンポとカエルウオ その違いは?

ギンポカエルウオは海中の小さな岩陰や珊瑚礁でよく見られる、愛らしい魚たちです。ギンポといってもいろいろな種類がいますが、ダイバーの中でギンポといったらヘビギンポコケギンポイソギンポを思い浮かべます。

特にダイバーが混乱するのは、イソギンポ系のギンポとカエルウオの違いです。彼らは見た目が似ているため、区別が難しいです。生き物分類階級を見ると、カエルウオはギンポ亜目イソギンポ科に属しており、一方のギンポはスズキ目イソギンポ科などに属する魚の総称です。

ここでは特に可愛く美しく、ダイバーに人気な4種のギンポとカエルウオを紹介します。

ヒトスジギンポ

ヒトスジギンポ(撮影:百葉)

ヒトスジギンポは、名前の通り、体の側面に一筋の鮮やかなラインが走っているのが特徴です。真っ白な体に入った黒と黄色のラインがとても美しい魚です。

体長は約5センチと小さく、珊瑚礁の隙間にひっそりと生息しています。隙間から出てきたときは宙を見上げていることが多く、その姿はどこか切なげで、つい見入ってしまう愛らしさがあります。

ヒトスジギンポは比較的おとなしい性格で、他の魚とも共存しやすいので、飼育魚として人気があります。

コケギンポ

コケギンポ(撮影:百葉)

コケギンポは、顔周りに生えたコケのような独特の模様が特徴です。この模様がカモフラージュ効果を発揮し、岩場や珊瑚礁の中で見つけにくくしています。特に目元にあしらわれたコケは長いまつ毛のようになっており、ぱっちりとしたお目目がチャームポイントです。

体長は10センチほどで、主に小さな甲殻類や藻類を食べます。彼ら岩や珊瑚からその可愛らしい顔を覗かせる姿は、数々のダイバーを魅了しています。

イシガキカエルウオ

イシガキカエルウオ(撮影:百葉)

イシガキカエルウオは、透き通るような体に、星空のような斑点が散りばめられているのが特徴です。体長は約5センチほどと小さく、何を考えているか分からなそうな儚げな目が愛嬌ポイントの一つです。非常に好奇心旺盛で、人間に対しても物怖じせずに近寄ってくることがあります。

珊瑚の上に出てきては、ぼーっとどこかを見つめ、しばらくするとちょこまかと動き、まだぼーっとする。そんな気ままな姿は、これまたずっと見ていられる魅力があります。

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百葉

百葉

おさかなダイバー

海・おさかなの魅力を愛を込めて発信します。26歳会社員。ダイビング歴8年、経験本数300本、レスキューダイバー。文章、水中写真、デッサン、あらゆる手段で海を記録しながら暮らしてます。

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