サカナをもっと好きになる

キーワードから探す

生物濾過における注意点

硝化菌の増殖はとても遅いため(分裂するのに1日程かかる)、水槽の立ち上げには時間がかかることはよく理解しましょう。

また、硝酸塩を分解する嫌気性細菌というのもいて、水槽内だと酸素がなく、水の流れがあるところ(底砂やろ材の内側)で繁殖します。

濾過材イメージ(撮影:さかなのみかた)

餌などに含まれるリン酸も分解されず蓄積していくため、硝酸塩と一緒に定期的な換水で取り除いてください。リン酸が蓄積していくと藻類増殖の原因となります。

海の中ではこのような循環が自然と行われますが、水槽内で再現することは簡単ではありません。ただ、できる限りにた環境に近づけることはできます。

生物が気持ちよく生きていくためにはどのような循環が行われているのか、よく理解して飼育しましょう。

(サカナトライター:さかなのみかた)

1

2

  • この記事の執筆者
  • 執筆者の新着記事
さかなのみかた

さかなのみかた

魚の見方をちょっと変えると新しい発見が見つかる!

魚の魅力・海の楽しさ・海の環境について伝えていきたい。漁師、商社、海外での養殖など水産流通の川上から川下まで経験した珍魚好きな魚屋です。海水魚や海藻の繁殖、養殖をメインに海に関わりながら起業の準備を進めています。海の環境をもっと良くしていきたい方がいたら一緒に何かやりましょう

  1. 海水魚飼育を助ける<リフジウム水槽> リフジウム水槽とは?導入にメリットはある?

  2. 海水温の変化がサカナに与える影響とは? 海水魚飼育に水温管理が必要な理由

  3. 水槽内で<水流>を再現する方法 海水魚・無脊椎動物の飼育には水流が重要?

RANKING

DAILY
WEEKLY
MONTHLY
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

関連記事

PAGE TOP