京都市下京区にある京都水族館で11月30日(土)~3月21日(金)の期間、館内にクラゲランプを約60個展示する「くらげのあかりたち」が開催されます。
期間中は、飼育スタッフ監修のもと制作された約20種のクラゲをモチーフにした“クラゲランプ”が展示されるそう。2020年から毎年開催し、今年で5年目を迎えるイベントです。
クラゲの姿を再現したランプシェードが館内を彩る
クラゲランプは、飼育スタッフ監修のもと、新潟県のガラス専門店「TAKU GLASS」の職人が制作したランプシェード。今年の「くらげのあかりたち」では、クラゲ展示エリア「クラゲワンダー」内の三カ所で約60個のクラゲランプを展示するそうです。
生後2カ月までのミズクラゲの成長過程を観察できるプロローグには、約15個のクラゲランプを設置。
また、約1500匹のミズクラゲを展示する360度パノラマ水槽「GURURI」の外側には、ミズクラゲ型のランプを設置。
本物のミズクラゲとランプを見比べながら楽しめるそうです。
飼育スタッフの“クラゲ愛”を感じるポスター展示
京都水族館2階にある「ミテッテ」では、クラゲワンダーで展示する30種のクラゲとクラゲ担当の飼育スタッフ7名の関係性をまとめた「クラゲ相関図」を展示しています。
また、飼育スタッフが特に思い入れの強いクラゲを推しポイントとイラストとともに紹介する「推しクラゲポスター」も登場します。
クラゲをもっと知れるワークショップも開催
「くらげのあかりたち」の開催期間中、クラゲの成長や生態をもっと詳しく知ることができるワークショップも開催されます。
京都クラゲ研究部 冬の特別活動『ふわふわクラゲ』
生後約1カ月のミズクラゲを手元で観察できる体験企画「京都クラゲ研究部 冬の特別活動『ふわふわクラゲ』」が日数限定で開催されます。
同企画では、容器の中に入ったミズクラゲを手元で観察したり、ごはんをあげたりすることができるそう。
体験の最後には、360パノラマ水槽の成長したミズクラゲと生後約1カ月のクラゲを見比べることができます。
『エフィラのランプシェード』で種ごとの違いを学ぶ
遊離してまもないクラゲのエフィラの状態は、種類によってさまざまな個性があります。
2025年1月から3月の期間、工作を通してエフィラの違いを学べるワークショップ「エフィラのランプシェード」が開催されます。
ワークショップでは、アマクサクラゲ、キャノンボールジェリーフィッシュ、サカサクラゲの3種類のクラゲをエフィラ型から切り抜き、台紙に貼って紙製のランプシェードを作る内容。
京都水族館2階「ミテッテ」のワークショップスペースで開催されます。
クラゲの生体解説 北里大学の教授による特別授業
「くらげのあかりたち」の開催を記念して、2025年1月19日には1日限定の特別イベントも開催されます。
クラゲの分類や生活史などの研究を行う北里大学海洋生命学部の三宅裕志教授を講師として招き、クラゲの生態を解説する特別授業が行われるそうです。
参加には年間パスポートが必要で、参加には京都水族館公式ホームページから事前に申し込む必要があります。
定員は18名で、応募者多数の場合は抽選となるそうです。
クラゲの和スイーツも
ミュージアムショップでお土産として人気のある「すいぞくすいーつ」を使った期間限定のデザートも登場します。
抹茶ケーキをベースに、わらび餅とあんこ、ぶぶあられ、チョコレート風味のミズクラゲの練り切りがトッピングされています。
「くらげのあかりたち」の詳細については、京都水族館の公式Webサイトで確認することができます。
(サカナト編集部)
※2024年11月30日時点の情報です