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スマートアクアリウム静岡が2エリアをリニューアル!テーマは「源流から駿河湾へ」【静岡県静岡市】

2025年4月27日に開業3周年を迎える都市型水族館「スマートアクアリウム静岡」(静岡県静岡市)は、2つのエリアの水槽展示をリニューアルしました。

リニューアルのテーマは「静岡の源流から駿河湾へ」。駿河湾と河川をテーマに、7つの水槽がリニューアルされたといいます。

新展示は4月26日からスタートしています。

眺めるエリア(提供:株式会社アクアメント)

生物の多様性が高い駿河湾湾

静岡県が有する駿河湾は日本屈指の深さを誇り、沿岸から深海にかけて様々な生物が生息する多様性の高い湾。この豊かな海を構成する要因の一つとして、富士山などの山々から流れる栄養方法な河川が挙げられています。

今回、「スマートアクアリウム静岡」では3周年を記念し、静岡県の川の源流から駿河湾の深海へと続く「命の流れ」にスポットを当て、2つのエリア・7つの水槽をリニューアルしました。

駿河湾の生物が満載<眺めるエリア>

眺めるエリア(提供:株式会社アクアメント)

<眺めるエリア>では「駿河湾の生物:近海~深海」をテーマとし、浅海で見られるクマノミやサンゴ、イソギンチャクをはじめ、深場でみられる生物を4つの常設水槽に追加しました。

サギフエ(提供:株式会社アクアメント)

水槽にはそれぞれテーマを設定。磯焼けを表現した<増えるウニと痩せる海>、クマノミとイソギンチャクの共生が見れる<駿河湾で見られるクマノミ>、駿河湾で見られるサンゴを展示した<駿河湾で見られるサンゴ>、大陸棚で見られる魚を展示した<深海の入り口>となっています。

液浸標本(提供:株式会社アクアメント)

さらに深海の人気者オオグソクムシが展示される特別水槽のほか、東海大学海洋科学博物館が展示に協力する深海生物と駿河湾で見られるサメの標本展示、静岡市経済局海洋政策部による「駿河湾深海生物映像図鑑」を楽しむことができます。

静岡の内水面を表現した<和むエリア>

<和むエリア>では、「静岡県の河川とその問題」をテーマに、静岡県市内を流れる河川の上流・中流・下流域で採集された淡水魚を3つの水槽で展示。

上流域をテーマにした水槽でタカハヤやカワヨシノボリが見られるほか、「静岡市内の河川中流域」水槽ではカワムツやアユカケ、「静岡市内の河川下流域」ではオイカワやニホンウナギが展示されるとのことです。

アユカケ(提供:株式会社アクアメント)

また、<和むエリア>の特別水槽にはタイリクバラタナゴを展示し、外来種問題について解説パネルを見ながら学べる水槽となっています。

水槽展示で静岡の自然を学ぶ

今回、「スマートアクアリウム静岡」のリニューアルでは、豊かな駿河湾だけではなく、静岡県の内水面、そして外来種問題が学べる内容となっているようです。

詳しい情報はスマートアクアリウム静岡の公式WEBサイトで確認することができます。

※2025年4月26日時点の情報です

(サカナト編集部)

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サカナト編集部

サカナト編集部

サカナに特化したメディア

サカナに特化したメディア『サカナト』。本とWebで同時創刊。魚をはじめとした水生生物の多様な魅力を発信していきます。

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