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お正月に食べたい縁起物<ナマコ> おせち料理に含まれる理由は「形状」?

お正月の食卓を彩るおせち料理には、それぞれ縁起物の意味が隠されています。

その一つであるナマコも、古くから新年の幸運を願って食されてきました。

ナマコは“海の朝鮮人参”と呼ばれるほど栄養価が高く、歯ごたえのある食感と上品な磯の香りで、多くの人に親しまれています。

豊作を願う縁起物として始まり、今では美容と健康にも注目されるナマコ。新年を迎えるこの機会に、その深い魅力と美味しさを再発見してみませんか?

お正月にナマコを食べる、縁起物としての意味

ナマコがお正月に縁起物として食べられる理由は、その形状にあります。ナマコの丸みを帯びた姿が米俵に似ていることから、豊作を願う意味で重宝されてきたといいます。

長崎県では江戸時代から「俵子(とうらご)」と呼ばれ、正月二日は俵子売りが町を歩き回っていた歴史があります。

ナマコってどんな生き物?

ナマコは日本に広く分布する棘皮動物(きょくひどうぶつ)で、ウニやヒトデの仲間です。

体の90%以上が水分でできており、体壁はコラーゲンで構成されています。このコラーゲンが美容成分として注目されています。

ナマコ(提供:PhotoAC)

さらに驚くべきは、その再生力の高さ敵に襲われると内臓を放出して身を守り、吐き出した内臓は1〜3カ月で再生されるという能力を持っています。

また、体壁の硬さを自在に変化させることができ、硬質ゴムのように硬くなったり、指の間から流れそうなほど柔らかくなったりと、不思議な性質を備えているのです。

ナマコが“海の朝鮮人参”と呼ばれる理由

ナマコは90%以上が水分で、100gあたりおよそ22kcalという低カロリー食品です。

また、ナマコがもつ良質なコラーゲンは、美容に関心のある方に人気です。ビタミンやアミノ酸、ミネラルも含まれており美容と健康維持に役立つ栄養素が含まれています。

また、朝鮮人参にも含まれるサポニンが含まれていることから、ナマコは“海の朝鮮人参”と呼ばれ、古くから栄養価が高い食材として知られています。

おすすめの食べ方は<ナマコ酢>

ナマコを丸ごと入手した場合、下処理が必要です。

まず、ナマコの両端(口とお尻の部分)を切り落とし、腹側に縦の切り込みを入れて内臓を取り除きます。次に塩でもんでぬめりをしっかり取り、冷水でよく洗い流します。最後に薄切りにすれば下処理は完成です。

私のおすすめの定番料理はナマコ酢。薄切りにしたナマコをかぼすと醤油で味付けし、少しみりんを加えます。

ナマコ酢のイメージ(提供:PhotoAC)

大根おろしを合わせると、さっぱりとした酸味とコリコリとした食感がよく合い、最高の組み合わせ。今年もお正月の食卓に欠かせない一品料理です。

お正月にナマコを食べよう

新年の食卓に、ナマコ料理を加えてみてはいかがでしょうか。コリコリとした食感と磯の香りが口の中に広がる瞬間、ナマコの美味しさを楽しめます。

今年のお正月は、縁起の良いナマコで幸運な一年のスタートを切りましょう。

(サカナトライター:河野ナミ)

参考文献

2. 令和 6(2024)年度 資源評価調査報告書(拡大種)
https://abchan.fra.go.jp/wpt/wp-content/uploads/2025/03/trends_2024_263.pdf

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河野ナミ

釣り好きの父に育てられ、幼い頃から多くのサカナを味わってきました。 初めての言葉が「タイタイ」だったほど、サカナが大好きです。 水族館でサカナたちを眺めるのも癒しの時間です。 サカナの魅力をたくさんの方にお伝えしていけるような記事を書いていこうと思います!

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