「ウナギ」と聞くと、うな重やひつまぶしなどの料理を思い浮かべる人が多いでしょう。
食材のイメージが強いウナギですが、実は自宅でペットとして飼育することもできます。水質変化や低水温に強く、シンプルな環境で飼育できることから、アクアリウム初心者にもおすすめな種なのです。
ウナギの飼育方法について、まとめました。
自宅でもウナギは飼える
アクアリウム入門者からすると「ウナギの飼育は難しそう」と思うかもしれませんが、大きめの水槽と必要な機材があれば十分飼育できます。
実際にウナギを飼ってみると、「淡水魚の中でも飼育しやすい」と感じる人は少なくありません。
体が丈夫で、日々の世話にあまり手間がかからず、特別な設備もほとんど必要ない──こうした条件がそろったウナギは、淡水魚の飼育が初めての人にもおすすめできる種類といえます。
飼育のしやすさについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。
(1)ウナギは身体が丈夫
ウナギは体が丈夫で水質の悪化にも強いため、多少の水質変化も気にせずに生活できます。
水の生き物を飼育するには定期的に水の交換が必要ですが、ウナギは水質や水温の変化に寛容な生き物なため、2週間~1か月に1回程度の交換で大丈夫です。
ウナギ(提供:PhotoAC)(2)餌付けしやすい&手間がかからない
肉食のウナギはメダカやエビなどの活餌を好んで食べますが、飼育環境に慣れてくれば、より手間のかからない人工飼料を食べてくれるようになります。比較的に餌付けがしやすい種でもあるでしょう。
活餌に人工飼料を少しずつ混ぜながら与え、慣らしていくとよいです。
また、ウナギは比較的に長いあいだ餌を食べなくても過ごせるため、事情があって数週間ほど餌を与えられない場合でも、すぐに問題が起こることは少ないとされています。
旅行や出張などで一時的に家を空ける可能性がある方にとって、この点は飼育するうえでの安心材料のひとつといえるでしょう。
(3)飼育に必要な設備が少ない
ウナギは水質の変化に強く、酸素が少ない環境や低めの水温にも比較的よく耐える生き物。基本的には、水槽と蓋があれば飼育をスタートできます。
そのため、必ずしもエアレーションや水槽用ヒーターを用意しなくても飼育を始めることができます。
もちろん、エアレーションを設置しておくと水質が安定しやすく、より安心して飼育できるでしょう。
ウナギの飼育に必要な設備
ウナギの飼育には、最低限の設備として「水槽」「ろ過フィルター」「底砂」「隠れ家」が必要です。これさえあれば、ウナギが好む環境を整えることができます。
ウナギ(提供:PhotoAC)ウナギの大きさに合わせた水槽を
水槽は、ウナギの大きさに適したものを用意しましょう。
例えば、ウナギの大きさが20cmくらいであれば、50~60cm程度の水槽で飼育できます。
20cm以上に成長したウナギは、90~120cm程度の水槽を用意してあげましょう。
蓋は隙間がないように注意
ウナギの脱走を防ぐために、水槽に合った蓋が必要です。少しでも隙間があるとそこから脱走してしまうため、隙間がないようにしましょう。
体の大きいウナギは、蓋が軽いと持ち上げられてしまう可能性があるため、石などの重しを乗せておくことも大切です。
水質を維持するためのろ過フィルター
ウナギは水質の悪化に強い生き物ですが、餌を食べれば糞をするため水がどんどん汚れてしまいます。
そのままにしておけば水が濁り、臭いも強くなってくるため、定期的な水替えとろ過フィルターが必要です。
ろ過フィルターは、上部式か外部式がおすすめです。どちらも隙間を埋めやすいため脱走防止になり、ろ過能力も高いです。
ウナギのための隠れ家
水槽に土管やパイプ、流木などで隠れ家を設置しましょう。
隠れるウナギ(提供:PhotoAC)ウナギが気に入ってくれるとそこで過ごす時間が長くなるため、脱走の機会も減ります。
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