毛針は、渓流釣りにはなくてはならない疑似餌です。
毛針を使う「フライフィッシング」という釣り方はスポーツ性も高く、世界各地に愛好家がいます。
渓流釣りで使われる毛バリとは?
毛針は海の釣りでも使われますが、今回は渓流釣りで使う毛針について紹介します。
毛針に食いついた魚(提供:PhotoAC)毛針とは、水生昆虫や羽虫に似せた装飾をほどこした針のこと。水面に落としたり、水面スレスレを飛び跳ねたりするような動きをさせると、魚がエサの昆虫と間違えて食いついてきます。
毛針は使い方によっていくつかの種類に分けられますが、カゲロウの仲間をイメージしてつくられているものが多いです。
カゲロウに似せた毛針(提供:PhotoAC)その理由は、カゲロウの仲間は水生昆虫だからです。
具体的には、カゲロウの幼虫は川底の岩の裏などに生息していて魚の恰好のエサになること、羽化した直後は無防備でありエサにしやすいこと、水面付近を飛んでいる成虫もエサになりやすいことなどが挙げられます。
カゲロウの仲間は決まった時期に大量に発生・羽化するため、魚にとってはエサとしてとても魅力があるのです。
カゲロウってどんな虫?
カゲロウはカゲロウ目(学名:Ephemeroptera)に属する昆虫の総称です。
カゲロウの仲間は世界で約3,000種、日本で100種以上もの種類があり、川虫の代表格といえるでしょう。
カゲロウ(提供:PhotoAC)カゲロウは蛹にならない不完全変態をするのですが、昆虫の中で唯一、幼虫から亜成体という状態を経てから成体になります。脱皮して幼虫から亜成体となったのち、さらに脱皮をすることで成体になるという不思議な昆虫です。
蛹になると動きが制限され外敵に襲われやすくなるので、短期間での脱皮を繰り返すという戦略を取ったのでしょう。
ある程度の大きな川で生育条件が合う場所だと、数十万匹ものカゲロウが一斉に羽化します。すると道路に落下した大量のカゲロウがスリップ事故を引き起こすため、危険な場所では街灯を消灯する対策が取られます。本当に危険なので、走行には注意してくださいね。
フライフィッシングを楽しめる場所
渓流釣りができる場所(提供:PhotoAC)毛針を使った渓流釣りはかなり難しく、練習が必要です。そのため、ビギナーや子どもにはハードルがとても高い釣りとなります。そこで、誰でも簡単に毛針を使ったフライフィッシングができる場所を紹介します。
管理釣り場(提供:PhotoAC)それは、管理釣り場です。
管理釣り場では、川を一定の間隔で仕切り、そこへ養殖したアマゴやヤマメなどを放流します。お腹を減らした魚が居るので、毛針をうまく操れば釣り上げることができるのです。
貸し切り料金と魚の代金、渓流釣りの道具のレンタルなどで費用はかかりますが、家族や友人たちと楽しく渓流釣りを楽しめます。
塩焼きは定番でおいしい(提供:PhotoAC)釣った魚は持ち帰るもよし、その場で調理して食べるのもよし!とても充実した休日を堪能できるでしょう。
釣りに興味がない人でも虜になるほど楽しいので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
(サカナトライター:額田善之)