海洋ごみ対策に取り組むNPO法人クリーンオーシャンアンサンブルは6月14日から21日まで、香川県高松市の詰田川で「第6回河川ごみ回収実証実験」を実施します。
今回の実験では、新型装置「kawasemi003」を導入し、回収効率の向上と再資源化の検証を進めます。
施工性・安定性・メンテナンス性を向上
クリーンオーシャンアンサンブルは、海洋ごみの約8割が街から川を通じて海へ流出するとされる現状を踏まえ、海に届く段階でごみを回収する技術開発を進めてきました。
第6回目となる今回は、これまでの実験データをもとに改良した最新装置「kawasemi003」を本格導入するといいます。
回収装置に入ってくるごみを確認している様子(右;河川プロジェクトリーダー室谷) (提供:NPO法人Clean Ocean Ensemble)同装置は、前回のテストで使用した「kawasemi002」で好調だった固定金具を増強し、施工性・安定性・メンテナンス性を向上。今回の実証実験では、上潮による逆流に伴うごみの流出を防ぐ「逆流防止弁」の実施テストを行うといいます。
また、回収したごみは前回分と合わせてリサイクルやアップサイクルにつなげ、単なる回収にとどまらない再資源化の仕組みづくりにも取り組む予定です。
再資源化連携先でアップサイクル・リサイクルしていただいた製品(手前:釣竿・奥:硬質プラスチック) (提供:NPO法人Clean Ocean Ensemble)詰田川での実証について、今年度は今回限りとなる見込みで、現場で装置が稼働する様子を確認できる貴重な機会になるそうです。
再資源化へつなげ、循環型社会の実現へ一歩
クリーンオーシャンアンサンブルは、海洋ごみゼロの実現を掲げ、回収装置の設置や現場活動の継続、データ化ツールの開発などを通じて活動を継続。寄付や協賛、ボランティア・プロボノ参加も受け付けているそうです。
川から海へ流れるごみを食い止め、資源循環へつなげる取り組みとして、今後の動向が注目されます。
※2026年6月14日時点の情報です
(サカナト編集部)