サカナをもっと好きになる

キーワードから探す
ニュース

北海道標茶町の天然記念物<キタサンショウウオ> 生態&保全活動を学べる企画展示が開始【北海道札幌市】

札幌市中央区の都市型水族館「AOAO SAPPORO」は7月2日、北海道標茶町の天然記念物に指定されている両生類<キタサンショウウオ>をテーマにした企画「HELLO!キタサンショウウオ」を開始しました。

体験プログラムやトークイベントを通じて、生態や成長過程、保全活動について学べる内容となっています。

キタサンショウウオの成長を観察できる展示が常設に

今回スタートした「HELLO!キタサンショウウオ」は、春にふ化した幼生が成長し、夏に上陸するキタサンショウウオのライフサイクルに合わせて企画された新イベントです。

キタサンショウウオの幼生(提供:株式会社青々)

AOAO SAPPOROでは、これまで期間限定で展示していたキタサンショウウオの水槽展示を常設化。卵から幼生、成体へと成長していく過程を継続的に観察できるようになったといいます。

会場にはライフサイクルをイラストで紹介する解説展示も設置され、生態を理解しやすい構成となっているそう。

(左)AOAO SAPPORO 4F LABORATORY、(右)「キタサンショウウオ」のライフサイクル イラスト(提供:株式会社青々)

キタサンショウウオは、国内では釧路湿原など限られた地域に生息する全長約11~13センチの両生類で、背中を走る黄金色の帯模様が特徴です。

北海道標茶町では天然記念物に指定されており、地域を代表する希少な生物として保全活動が進められています。

キタサンショウウオ(提供:株式会社青々)

AOAO SAPPOROは標茶町と包括連携協定を締結しており、2025年から同町と連携した保全活動に協力。採取された卵の育成や幼生の飼育を担当し、上陸後に標茶町で放流するなど活動を実施しました。

今年5月からは標茶町博物館「ニタイ・ト」が採取した卵嚢を館内で展示しており、今回のイベントを機に常設展示として公開しています。

生態や保全活動を学べる体験プログラムを実施

イベント期間中は、子どもから大人まで楽しめる体験プログラムも実施されます。

「クラフトアクアリウム Hello!キタサンショウウオ」では、参加者はキタサンショウウオの生態について学びながら、立体ペーパークラフトによるマグネット作りを体験。開催時間は11時から16時で、参加料金は一般500円、会員300円です。

クラフトアクアリウム Hello!キタサンショウウオ(提供:株式会社青々)

7月10日には、「夜のミュージアムツアー〜キタサンショウウオ特別編〜」を開催します。

都市型水族館の飼育設備や水質管理を担うバックヤード「LABORATORY」を見学できるプログラムで、今回はキタサンショウウオの飼育や展示についても詳しく紹介。定員は先着6人で、参加には別途入館料が必要です。

夜のミュージアムツアー イメージ(提供:株式会社青々)

さらに、7月17日には生物担当スタッフによる「NIGHT WATCHING TALK #12〜キタサンショウウオトーク〜」を実施。展示を観察しながら、生態や標茶町と共同で進めている保全活動について解説する内容となっており、飼育現場ならではの視点から希少種への理解を深められる機会となります。

キタサンショウウオの成長を学べるグッズも

展示に合わせて、4階「WONDER BOOKS」ではオリジナルのポストカードセットも販売。ポストカードには、卵、幼生、成体の3つの成長段階を描いたイラストが採用されており、展示と連動したデザインとなっています。

ポストカードセット イメージ(提供:株式会社青々)

「HELLO!キタサンショウウオ」は、希少なキタサンショウウオの成長を継続的に観察できる展示に加え、生態や保全活動を学べる各種プログラムを通じて、北海道の自然環境や生物多様性への理解を深める取り組みとなっています。

詳しくはAOAO SAPPOROの公式ホームページで確認できます。

※2026年7月11日時点の情報です

(サカナト編集部)

関連記事

PAGE TOP