四国水族館(香川県宇多津町)は10月21日、館内の飲食店舗で「アカエイの唐揚げバーガー」を数量限定で販売開始しました。
水産庁が主導する、水産資源の有効活用を目指す「魅了(みりょう)ギョ・プロジェクト」に賛同した取り組みで、食材として十分に活用されていない魚の魅力を伝えることを目的としています。
アカエイの身と軟骨の食感を生かしたバーガー
今回販売される「アカエイの唐揚げバーガー」は、アカエイの身を唐揚げにして、バーガーに仕立てたメニュー。ふんわりとした身と、軟骨特有のコリコリとした食感を楽しめるように調理されているそうです。
アカエイは、アサリなどの貝類を食べることから、漁業への影響が課題として指摘されています。また、尾のとげに毒があり、処理に手間がかかることなどから、食材としての利用が進みにくい魚の一つです。
アカエイの群れ(提供:PhotoAC)一方で、漁獲後に速やかに処理することで臭みを抑えられ、さまざまな料理に利用可能。今回の商品は、こうしたアカエイの食材としての特性を生かし、新たな食べ方を提案するものだとしています。
販売場所は四国水族館の本館棟1階にある「Olive」で、10月21日に販売開始。商品がなくなり次第終了します。
未利用魚の認知拡大を目指す「魅了ギョ・プロジェクト」
今回の企画は、水産庁が推進する「さかなの日」の取り組みの一環として、2026年7月に始まった「魅了ギョ・プロジェクト」に四国水族館が賛同して実施されます。
同プロジェクトは、低・未利用魚を含む、まだ十分に知られていない魚のおいしさや魅力を発信し、消費の拡大につなげることを目指しているものです。
重点魚種にはアカエイのほか、磯焼けとの関係が指摘されるアイゴ、臭みのある魚というイメージを持たれやすいボラ、ハワイなどで「マヒマヒ」とも呼ばれるシイラが選定。魚種ごとの課題や食材としての特性に着目し、需要の拡大と水産物の持続的な利用を目指しています。
水族館が提案する「魚食」
水産資源を有効に活用するためには、漁獲や流通の課題に対応するだけでなく、食べ方の提案を通じて消費者に魚の価値を伝えることも重要だといいます。
四国水族館におけるアカエイバーガーの販売は、これまで食材としてなじみの薄かった魚に触れる機会を設ける取り組みの一つになりそうです。
※2026年10月23日時点の情報です
(サカナト編集部)