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サメ図鑑に入り込む体験⁉他種多様なサメ

ウバザメを横切り奥へ進むと、今度はホホジロザメがこちらに顔を向けています。

こちらは歯の部分を本物のホホジロザメの歯で制作しており、獲物に突き立てハンティングするための鋭くギザギザな牙にも似た歯や、短い期間で生え変わるとされるサメの歯の特徴的な歯列を見ることができました。

迫力満点!! ホホジロザメ(撮影:しょうじ)

危険なため展示には触ってはいけませんが、ガラスで隔てられていないため、かなり近くで観察することができ、その生態をよりリアルに感じることができます。

他にも、ひと際目を引く壁の展示がありました。目・科を元に分類された、大きな写真展示です。

サメの分類学教室(撮影:しょうじ)

世界には現在約550種類ものサメが存在するとされており、その数は年々増加しています。1年間に見つかる新種の数も増加傾向にあり、サメは今後の業界の発展や研究会の活躍に期待されている生き物なのです。

水族館で見ることのできるサメは飼育環境を整備する都合や飼育難易度、生態がどの程度解明されているのかなどによって限られてくるため、この550種のなかでも一握りの種類にとどまります。

また、ほとんどの水族館では、同じ水槽で同じ科・目ながらも種類の違うサメを飼育することはありません。それは、違う種類同士のサメが雑交配を行うことを防ぐためです。

そのため、このように同じ目・科・属のサメを同時に比較しながらみることはまずできないでしょう。なにより、気仙沼シャークミュージアムのサメ展示は大きい!!

図鑑を見るのも楽しいですが、壁に手を当てながら、どれぐらい大きいの? どんな形をしているの? と比較しながら見ると、その楽しさ・感じる驚きは何倍にもなると感じました。

サメとの思い出を家まで持ち帰る!

最後に、館内でお土産を買いました。

沖縄美ら海水族館との連携展示が増設されたことにより、出口周辺にサメの歯の拡大レプリカのガチャガチャも新設されていました!

サメの歯ガチャ(撮影:しょうじ)

沖縄美ら海水族館公式のオリジナルグッズで、収益の一部はサメ類の調査研究・保全に役立てられるそうなので、私も記念に一回引いてみます!

ジンベエザメの歯のレプリカ(撮影:しょうじ)

ジンベエザメの歯が当たりました! やはり沖縄美ら海水族館の看板といえばジンベエザメ……! なにより、拡大したとはいえ、こんな形の歯が生えているんですね~! 最後までとことん勉強になります。

シャークミュージアムを出た後には、海の市の一階でサメの肉を使ったシャークナゲットを食しながら、お土産物屋さんを物色。サメのジャーキーや魚肉ソーセージなどを購入し、気仙沼を離れました。

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しょうじ

さもないサメ好き人。幼少期から全国の水族館巡りを趣味としながら、大学はデザイン系学科に進学。編集も文字書きも絵もイラストも満遍なくかじりつつ、現在はサメと人との架け橋的存在を目指して奔走中。

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