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需要が高まり他国も参入

アメリカウナギの採捕はカナダだけにとどまりません。

養殖需要が拡大したことにより、従来、ウナギの採捕が行われてこなかったハイチ、ドミニカ共和国、キューバなどカリブ海諸国でも、シラスウナギの採捕・輸出が行われるようになりました。

採捕されたシラスウナギは北米を経由して輸出されますが、一部はアメリカ・カナダ原産として香港を経由し東アジアに再輸出されていることから、実際の取引状況が不明瞭だといいます。

蒲焼から種を判別することは困難

これらの北中米諸国で採捕されたアメリカウナギの稚魚はほとんどが香港を経由し、中国で養殖されていると考えられています。

日本の小売店で販売されているアメリカウナギも、北中米から東アジアへ輸入された後、中国で養殖されたものが活魚や加工品(蒲焼など)で日本の市場に届けられています。

蒲焼の状態でウナギがどの種なのか判別することは難しく、知らずのうちにニホンウナギ以外の種を食べている可能性があるのです。

ウナギを持続的に利用するためには

発表されたファクトシートでは、ウナギの保全・持続的な利用の解決案として、国際資源管理の実現やウナギ類の流通の透明化、IUU(違法・無報告・無規制)漁業の廃絶が有効とされています。

日本を含む東アジアに消費の中心があるウナギは、消費国だけではなく輸出入により様々な国が関わっていることは明らかです。ウナギを持続的に利用していくためにも、関連する国々の連携が不可欠であり、国際的な法的管理が求められています。

ファクトシートはWWFジャパンの公式WEBサイトからダウンロードすることができます。

(サカナト編集部)

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