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小さな生き物だけでない 記名しそびれた生き物

水槽の中にいる生き物のなかには、大きな生き物でも魚名板に書かれていない生き物もいます。

魚名板は作成するのに時間がかかるものもあり、どうしても展示に追いつかなかったり魚名板を置くスペースがない故に優先されないこともあります。

ヨロイイソギンチャク

新江ノ島水族館で見つけた、磯に多く生息するヨロイイソギンチャク

ヨロイイソギンチャク(撮影:俊甫犬/撮影場所:新江ノ島水族館)

名前のとおり体に小石などをくっつけて“鎧”のように身を守る習性がありますが、干潟を再現した水槽のため、そのままの姿でした。

メダイ

同じく新江ノ島水族館でメダイを見つけました。白身魚としてまれにスーパーに並び、イボダイ科の魚のなかでも大型になります。

メダイ(撮影:俊甫犬/撮影場所:新江ノ島水族館)

幼魚の時は身を守るためにクラゲと共に表層を漂う生活をしますが、成魚は水深100メートルほどに生息します。

水槽の中の生きものを自分で調べてみよう!

魚名板は展示の魅力の一つであり、生物の様々な情報を教えてくれる貴重な情報源。ですが、水槽内のすべての生き物に付けるのは無理があります。

かすかな疑問を抱えて家路につくこともあるかも知れませんが、写真や映像を残しておけば、後で自分で調べてみることが可能になります。

間違いないのは本や図鑑を参照することですが、まずはインターネットで調べてみるのもいいでしょう。また、訪れた水族館の飼育ブログや個人の方が運営するブログなどに、その生き物をテーマにした記事が書かれていることもあります。

ましてや、海や川など実際のフィールドには魚名板すらありません。自分で答えを見つけ出し、知識をつける練習にもなると考えれば、彼らは生き物好きな人にとって、まさに“名脇役”になるでしょう。

このように考えると、水族館を、そして生き物たちをより深く堪能できます。もう一つの水族館の楽しみ方として、ぜひ参考にしてみてください。

(サカナトライター:俊甫犬)

参考文献

中坊徹次(2018)、小学館の図鑑Z 日本魚類館、小学館

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俊甫犬

採集活動をかれこれ8年間。幼いころは海の生き物は手が届きにくいものだと思ってましたが、岸壁採集を始めたことにより意外にも色々な生き物に出会えました。

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