北海道千歳市にある支笏湖(しこつこ)で6月1日、地域ブランド魚「支笏湖チップ」としても知られるヒメマスの漁が解禁されます。
これに合わせて、支笏湖の湖畔に立つリゾートホテル「休暇村支笏湖」では、支笏湖チップの塩焼きを1人1匹味わえる期間限定のビュッフェプランを販売するほか、日本唯一の支笏湖チップ専門アンテナショップ「森と湖のマルシェ」と共に、支笏湖ならではの夏の味覚の魅力を伝えます。
夏を告げる湖の恵み「支笏湖チップ」
支笏湖チップ(ヒメマス)はサケ科の淡水魚で、ベニザケの湖沼残留型として知られ、アイヌ語で「薄い魚」を意味する「カバチェプ」が訛って「チップ」と呼ばれるようになったとされています。
冷たく澄んだ支笏湖の水で育つことから臭みが少なく、上品な味わいが特徴で、「支笏湖チップ」は地域ブランドを守る「地域団体商標」にも登録されています。
漁期は毎年6月から8月までの3か月間。支笏湖では一本釣りによる漁が行われるほか、一般の釣り人もポロピナイ、モラップ、美笛の3か所で釣りを楽しむことができるといいます。
一本釣りで行われる支笏湖チップ漁(提供:一般財団法人休暇村協会)支笏湖チップは、初夏の訪れを告げる支笏湖の味覚として、地元のみならず全国からこれを求める旅行者も集まります。
“未来につなぐ漁”と湖を守る取り組み
支笏湖チップの価値は味わいだけでなく、その背景にある資源管理と増殖の歴史にもあります。
支笏湖では、約120年以上にわたり孵化・放流による増殖事業を継続。支笏湖漁業協同組合が資源状況を見ながら漁獲量や漁期を管理し、必要に応じて漁を制限するなど「未来につなぐ漁」への取り組みを続けているといいます。
支笏湖(提供:一般財団法人休暇村協会)こうした管理のもとで、支笏湖チップは遊漁者との共存も図りながら、次世代へと受け継がれてきた地域資源であり、湖とともに歩むローカルフードとしての存在感を高めています。
支笏湖チップ専門アンテナショップ「森と湖のマルシェ」
休暇村支笏湖館内には、支笏湖漁業協同組合と協働する日本唯一の支笏湖チップ専門アンテナショップ「森と湖のマルシェ」が設けられており、2025年6月の開設からまもなく1周年を迎えます。
森と湖のマルシェ(提供:一般財団法人休暇村協会)同ショップでは、燻製や一夜干し、魚醤などの加工品に加え、急速冷凍した支笏湖チップも販売。季節を問わず支笏湖チップの魅力に触れられる“常設の窓口”として、支笏湖の味とストーリーを発信する役割を担っています。
支笏湖チップ塩焼き付きビュッフェプラン
リゾートホテル「休暇村支笏湖」が6月1日から30日までの期間限定で販売する「支笏湖チップ塩焼き付きビュッフェプラン」では、大人1人につき支笏湖チップを1匹、塩焼きで提供します。
支笏湖チップ塩焼き(提供:一般財団法人休暇村協会)料金は1泊2食付きで1人2万200円から(税込・入湯税/宿泊税別、平日2名1室洋室利用時)で、天候などにより不漁の場合は支笏湖チップの提供ができないそうです。
冷たく澄んだ支笏湖で育ったチップは、湖の恵みをダイレクトに感じられる一品となっているといいます。
休暇村が届ける「自然にときめく」時間
「自然にときめくリゾート」をコンセプトに展開する休暇村は、国立公園・国定公園など優れた自然環境の中に全国35か所のリゾートホテルを展開。各地で地元食材を生かした料理や、その土地ならではの自然・文化・歴史に触れる体験プログラムを提供しています。
支笏湖チップ漁の解禁と連動した今回の取り組みは、支笏湖の資源を守りながら、その恵みをおいしく、そして物語とともに伝えていくことができそうです。
初夏の支笏湖でしか味わえない季節限定の体験として、支笏湖チップを味わいに行ってみてはいかがでしょうか。
※2026年6月1日時点の情報です
(サカナト編集部)