先日、友人にもらった生ワカメを食べようと思って調理していたところ、ワカメの中に“エビのような形をした小さな生き物”を発見しました。
この“謎の生き物”について調べた上で、食べてみることにしました。
“謎の生き物”の正体は?
ワカメを調理していて見つけた、エビのような小さな生き物。
調べてみたところ、どうやら「ワレカラ」という生き物だそうです。ワレカラは甲殻類の一種でエビやカニの仲間で、ヨコエビなどに近い生き物とのこと。
ワレカラ(撮影:さご)泳ぎが得意ではなく、海では海藻にしがみついて生活しているようで、ワカメに混ざっていたのも頷けます。
体長が数センチ程度しかなく、安定した漁獲もないので食用としての流通はありません。水族館での飼育は意外と多いものの、一般に知名度はあまり高くないかもしれません。
水中のワレカラ(提供:PhotoAC)せっかくなので食べてみようと思い、ワレカラをワカメといっしょに茹でてみることにしました。
茹でるとよく見える「ワレカラ」
最初にワカメに紛れているワレカラを見つけたのは、まさに偶然でした。
しかし、茹でてみると他の甲殻類と同じように色が赤く変わったのです。これで、ワカメに紛れていても見つけやすくなりました。
赤くなったワレカラ(撮影:さご)エビやカニも含め、甲殻類の殻が茹でると赤くなるのは、殻に含まれる「アスタキサンチン」という物質が、加熱によりタンパク質との結合が外れることで、本来の赤色を発色するからだそうです。
茹でる前はお世辞にも美味しそうとは思えなかったワレカラですが、エビのような色に変わると、少し美味しそうだと思える見た目になりました。
ワレカラを実際に食べてみた
ワレカラをどう食べるのが正解なのか全くわからなかったので、今回はシンプルに少しだけ塩を付けて食べてみることにしました。
触感はパリパリとしており、まさに甲殻類の殻やエビのしっぽを食べているという感じで、かすかに鼻に抜ける香りはカニっぽいと感じました。
ワレカラを塩で食べてみる(撮影:さご)肝心の味ですが、サイズが1~2センチ程度しかなかったこともあり、ほとんど味がしませんでした。
もし、ちゃんと食べるのであれば、桜エビなどのように数を集めて食べるのが正解かもしれません。狙って集めることはかなり難しいと思うので、現実的ではないかもしれませんが……。
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