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下田海中水族館で「まるっと定置網展」開催 “伝統漁法の仕組み”から“サメの混獲”まで解説

下田海中水族館(静岡県下田市)は現在、特別展「まるっと定置網展」を開催中です。会期は2027年1月31日まで。

日本の沿岸漁業を支える定置網漁の仕組みや特徴を解説するほか、実際に定置網で漁獲された魚類やサメに関する展示も行われます。

定置網漁の仕組みや役割を紹介

夏の特別展として開催される「まるっと定置網展」は、海中水族船「アクアドームペリー号」を会場に、定置網漁について学べるパネル展示や模型展示、水槽展示が行われます。

定置網漁は、海中に設置した大規模な網に魚を誘導して漁獲する漁法です。魚を追い回すのではなく、魚が網に入るのを待つ「待ちの漁」として知られています。

網の全長は数百メートルに及ぶこともあり、季節によってさまざまな魚種が水揚げされます。

また、資源への負荷が比較的少ない漁法としても注目されており、近年は持続可能な漁業の観点から関心が高まっています。日本では江戸時代から続く伝統的な漁法の一つであり、現在も沿岸地域の漁業を支えています。

模型や水槽展示で漁の現場を学ぶ

会場では、定置網の構造を分かりやすく紹介する模型展示のほか、実際に定置網漁で漁獲された魚の展示も実施されます。

富戸定置網で水揚げされたサワラ(提供:藤田観光株式会社)

定置網漁は一般の人が実際の現場を見る機会が限られていることから、展示では漁の流れや網の仕組み、漁場の様子などを視覚的に理解できる内容で解説されています。

日常的に魚を口にする機会があっても、その背景にある漁業について知る機会は多くありません。今回の展示では、漁業と海洋資源の関係について理解を深めるきっかけとなりそうです。

定置網に入り込むサメにもスポット

特別展では、定置網で混獲されるサメに焦点を当てた展示も行われます。

サメは“危険な生き物”という印象を持たれることがありますが、人に危害を加える種類は一部に限られています。

一方で、多くのサメは世界各地の海で生息しており、日本沿岸の定置網にも入り込むことがあります。

展示では、定置網とサメの関係について解説するとともに、実際に静岡県内の定置網で確認されたサメの事例を紹介します。

川奈の定置網で混獲されたカグラザメ(提供:藤田観光株式会社)

漁業と海洋生物の関わりを通じて、身近な海の生態系や水産資源について学べる企画として注目を集めそうです。

「まるっと定置網展」について、詳しくは下田海中水族館の公式ホームページに掲載されています。

※2026年7月1日時点の情報です

(サカナト編集部)

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