大分県中津市は7月15日、地域おこし協力隊制度を活用した「オイスターファーマー枠」の募集を開始しました。
中津干潟で養殖されるブランド牡蠣「ひがた美人」の担い手育成を目的とした取り組みで、着任後は牡蠣養殖の技術習得や現場での活動について、水産スタートアップのリブルが支援を行います。
中津市「オイスターファーマー枠」募集開始(提供:株式会社リブル)ブランド牡蠣「ひがた美人」の担い手を育成
2025年度には3年ぶりに牡蠣小屋が再開されるなど、中津市では牡蠣産業への関心が高まっているのだといいます。
今回募集する地域おこし協力隊は、中津市のブランド牡蠣「ひがた美人」の生産を担う人材を育成することを目的とし、着任した隊員は、種苗生産からシングルシード方式による養殖、陸揚げ、選別、出荷まで、牡蠣づくりの一連の工程を現場で学びます。
実際の漁場で、シングルシード養殖の技術を学ぶ様子 イメージ(提供:株式会社リブル)また、養殖作業の記録や環境データを活用した管理手法など、データを取り入れた養殖技術についても習得できる予定です。
将来的な独立や地域での就業についても、本人の意向や活動状況に応じて、着任後に検討されるといいます。
地域おこし協力隊制度を活用し3年間活動
本制度では、地域おこし協力隊として生活基盤の支援を受けながら、最長3年間にわたり牡蠣養殖の技術を学ぶことができます。
技術指導や研修は、種苗生産や養殖事業を手掛けるリブル中津支店が担当し、実際の生産現場で実践的なサポート。募集対象は牡蠣養殖の経験を問わず、水産業への就業や将来的な独立を目指す人などを想定しています。
募集期間は7月24日まで。8月下旬にはインターンを実施し、着任は12月1日を予定しています。
牡蠣養殖の経験の有無にかかわらず、中津の海と地域に向き合いながら、将来的に水産業の担い手として挑戦したい人を募集しており、地域に根差した一次産業に関心がある人や、自然や海に関わる仕事に挑戦したい人、牡蠣養殖での独立や就業を目指す人などが歓迎条件として挙げられています。
募集や移住支援は中津市が担当し、大分県漁業協同組合中津支店が地域漁業者との連携や将来的な組合加入を支援。牡蠣養殖を起点とした事業を行う水産スタートアップであるリブルは、牡蠣養殖の技術習得や日々の活動をサポートする立場として参画します。
水産業の担い手不足が全国的な課題となるなか、地域おこし協力隊制度を活用して次世代の養殖人材を育成する取り組みとして注目されます。
本取り組みについて、詳しくは中津市の公式ホームページに掲載されています。
※2026年7月22日時点の情報です
(サカナト編集部)