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シャチや恐竜が「絶滅」語る? 韓国発『めくるめく絶滅の物語 46億年さかのぼり地球史』刊行

NHK出版は7月24日、科学ノンフィクション『めくるめく絶滅の物語 46億年さかのぼり地球史』を発売しました。

韓国の科学コミュニケーターであるイ・ジョンモ氏による著書で、AIやシャチ、恐竜、三葉虫など、時代を象徴する存在を語り手に据えながら、46億年にわたる地球の歴史と生命の歩みを描いた一冊です。

『めくるめく絶滅の物語 46億年さかのぼり地球史』(提供:株式会社NHK出版)

生きものたちの視点から「絶滅」と地球史をたどる

本書は、西暦2150年に火星のテラフォーミングに失敗し、人類が絶滅した未来を舞台に、AIが語り手となって物語が始まります。

その後は時代をさかのぼりながら、シャチやネアンデルタール人、サーベルタイガー、ケナガマンモス、恐竜、三葉虫など、それぞれの時代を生きた存在が、自らの絶滅や地球環境の変化について語ります。

シャチ(提供:PhotoAC)

人類を中心とした歴史ではなく、生きものたちの視点から地球史を描くことで、生命の誕生や進化、大量絶滅の歴史を多角的に学べる構成となっています。

気候危機や大量絶滅など現代につながるテーマも

全17章は「気候危機」「弱肉強食」「生命誕生」の3部で構成されています。

気候変動や生物多様性の喪失、人新世といった現代の環境問題にも触れながら、過去に起きた大量絶滅と現在の地球環境とのつながりを解説しています。

自然環境(提供:PhotoAC)

本文では、「気候変化を防ぐ技術や資金は十分にあったにもかかわらず、切実さが不足していた」という未来のAIによる語りを通じて、人類が直面する課題についても考察しています。

地球46億年の歴史を物語として学べる一冊

著者は、元韓国国立果川科学館館長で科学コミュニケーターのイ・ジョンモ氏。科学の普及活動にも取り組んできた経験を生かし、専門的な内容を物語形式でわかりやすく紹介しています。

翻訳は翻訳家・作家の金重明氏が担当しました。

地球史や進化、生物多様性、気候変動といったテーマを、物語を通して学べる科学読み物として、中高生から大人まで幅広い読者を対象としています。

※2026年7月30日時点の情報です

(サカナト編集部)

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