上越市立水族博物館「うみがたり」は9月19日から30日まで、環境啓発イベント「うみがたりのサステナビリティアクション」を開催します。
海洋ごみやマイクロプラスチックをテーマに、これまでの海岸清掃活動の紹介、飼育スタッフによる解説、細かなごみを調べる調査企画などを実施。海の環境保全を身近な課題として捉える機会を提供する考えです。
海岸清掃活動の歩みを紹介
同館のスタッフと海岸清掃を行う取り組みとして2021年に開始した環境学習プログラム「エコもっとFree」の活動報告をパネルで展示。これまでの活動内容に加え、海洋ごみが生きものに及ぼす影響や、微細なプラスチック片であるマイクロプラスチックの問題をパネルで紹介します。
9月26日には、2階イルカホールで「海洋環境レクチャー 海を脅かす小さなゴミについて知ろう!!」を開催。飼育スタッフが、「エコもっとFree」の活動を通じて得た知見をもとに、海洋環境の現状や今後の課題を解説する予定です。
マイクロプラスチックの継続的な調査も開始
また、9月27日には、船見公園で「エコもっと+(プラス)」を実施します。
この企画では、50センチ四方の範囲に含まれる直径5ミリ以下のマイクロプラスチックを集中的に回収し、その量を定量的に調査します。
マイクロプラスチック 調査イメージ(提供:株式会社横浜八景島)海岸は見た目にはきれいに見える場合でも、細かなプラスチック片が残っていることがあります。
マイクロプラスチックはとても小さいことから回収が難しく、海にすむ生きものたちや生態系への影響が懸念されています。
同館は今後も定期的な調査を行い、継続的にデータを蓄積していく方針です。
高校と協働するアクアポニックス
うみがたりでは、新潟県立海洋高等学校と協働し、魚の排泄物を栄養源として野菜を水耕栽培する「うみがたりガーデン2026」にも取り組んでいます。
フィーディングプールに浮かべたプランターでリーフレタスやコマツナなどを育て、収穫した野菜を雑食性の魚の餌として活用する取り組みです。
アクアポニックス(提供:株式会社横浜八景島)11月22日には、同校の生徒による活動発表会を2階イルカホールで予定。館内レストランでは、同校のアクアポニックスで栽培したバジルを一部使用したマルゲリータピザも販売しています。
海洋環境へ目を向けてみよう
同館は、さまざまな取り組みを通して海の豊かさや環境保全の大切さ、「未来に綺麗な海を残すために何をしたらよいか」、「自分たちに何ができるか」を考える機会を創出していくとしています。
うみがたりの取り組みを通して、改めて海洋環境へ目を向けてみてはいかがでしょうか。
詳しくは上越市立水族博物館『うみがたり』の公式ホームページに掲載されています。
※2026年9月12日時点の情報です
(サカナト編集部)