三重県伊勢市の「ゼロ距離水族館 伊勢シーパラダイス」は9月19日から11月30日まで、特別展「忍の極意~生き物たちの遁術~」を開催します。
忍者の「遁術(とんじゅつ)」とは、敵から身を隠したり、安全に逃げるための術のこと。生き物が外敵から身を守るために備えた行動や体の特徴を、忍者になぞらえて紹介する企画です。
忍びの極意~生き物たちの遁術~ キービジュアル(提供:株式会社伊勢夫婦岩パラダイス)砂に潜る・周囲に溶け込む生き物たち
展示では、生き物ごとの防御行動や移動方法を観察できます。
カザリキュウセンとキンセンガニは、危険を感じた際に砂の中へ潜る習性を持ち、「土遁の術」として紹介されます。
カザリキュウセン(提供:株式会社伊勢夫婦岩パラダイス)モクズショイは、全身の毛に海藻やカイメンなどを付着させ、周囲の環境に溶け込むように身を守ります。この行動は「木遁の術」に見立てられています。
マダコは周囲に合わせて体色を変えるほか、敵に襲われた際には墨を吐いて逃げることがあり、「火遁の術」と「土遁の術」に例えて取り上げられます。
尾を切り離す行動や水面を進む仕組みも
ニホンカナヘビは、危険が迫った際に尾を切り離す「自切」を行うことがあります。切り離された尾が動く間に逃げる行動は、「身代わりの術」。
水の表面張力を利用して水面を移動するアメンボは、「水遁の術」と重ねて紹介します。こうした展示を通じて、身を隠す、相手の注意をそらす、移動を助けるといった生存行動の多様性を伝えます。
アメンボ(提供:株式会社伊勢夫婦岩パラダイス)“遁術”の瞬間は映像で観察できる
生きものの防御行動は常に観察できるとは限らないことから、会場では実際に技を使っている場面を収めた映像も上映されるとのことです。
また、飼育員が忍者になきり、生き物の技に挑戦する映像も公開される予定。実際の生体展示と映像で、生きものたちの生きる術を楽しく学べる展示となりそうです。
※2026年9月13日時点の情報です
(サカナト編集部)