仙台うみの杜水族館(宮城県仙台市)は現在、初夏の風物詩として親しまれるホタルの光を館内で楽しめる特別展示「ホタルの杜」を開催中です。
開催期間は7月12日まで。飼育スタッフが約1年をかけて卵から育てたゲンジボタルとヘイケボタルが、照明を落とした特設会場で幻想的な光を放ちます。
真っ暗な展示室でホタルの光を楽しめる
ホタル展示は2019年から継続しており、今年で8回目の開催。会期中は、夜の原風景を再現した真っ暗な企画展示室に水槽を設置し、ゲンジボタルとヘイケボタルをあわせて常時約50匹展示します。
成虫としてはわずか約10日間しか生きられないホタルですが、その前の約1〜2年を水中で過ごして成長しており、同館では1年を通じて繁殖・育成に取り組んでいます。
ホタルの杜 展示イメージ(提供:株式会社 横浜八景島)会場では、ホタルの生態や繁殖の取り組みを紹介する解説パネルを設置。年間の飼育スケジュールや飼育現場での工夫など、バックヤードでの試行錯誤もわかりやすく発信します。
河川の水質悪化などにより野生のホタルの姿を見る機会が減るなか、幼いころ以来久しくホタルを見ていない大人から、これまで一度も見たことのない子どもまで、幅広い世代が淡く優しい光を楽しめる内容となるそうです。
会場は館内2階の企画展示室。ホタルが発光する様子を観覧できるのは10時〜13時と14時〜閉館までの時間帯で、それ以外の時間帯には昼間のホタルの様子を観察可能です。
バックヤードツアーで学ぶホタルの裏側
期間中は、人気のオプションプログラム「バックヤードツアー」に、ホタルの特別解説が加わります。
参加者は、通常は立ち入ることができないホタルの羽化管理室をスタッフとともに見学し、幼虫から成虫へと変化していく成長過程や、繊細な飼育方法について詳しい説明を受けることができます。
バックヤードツアーの様子(提供:株式会社 横浜八景島)バックヤードツアーの受付はエントランスで実施。料金は4歳以上1名500円、所要時間は約20分で、定員は1回あたり15名です。
一夜限定「ホタルナイト水族館」も開催
7月4日には、「ホタルの杜」にあわせた一夜限りの夜間イベント「ホタルナイト水族館」を開催。閉館後の館内を舞台に、ホタルの生体展示や河原で輝くホタルの光をイメージしたライトアップ、担当飼育員による解説イベントなどを実施します。
時間は18時〜20時30分で、料金は前売券で大人2200円、シニア1600円、中高生1500円、小学生1000円、幼児600円(いずれも税込)。 当日券はそれぞれ前売料金にプラス200円、幼児のみプラス100円で、年間パスポートでの入館も可能ですが、当日販売はないそうです。
館内にヘイケボタルの生体水槽を設置し、照明を落とした空間でホタルの光をじっくり観察できます。
イメージ(提供:株式会社 横浜八景島)さらに、宮城県に生息するホタルの図鑑ページなどを盛り込んだ「うみの杜ホタルBOOK」を配布し、子どもたちも楽しみながらホタルの生態について学べるよう工夫されています。
竹ホタル体験や浴衣来館特典も
ナイトイベント当日は、竹筒の中に灯りをともす「竹ホタル」の絵付け体験プログラムも実施。特殊水性顔料ペンで竹に好きな絵を描き、持ち帰ったあとにキャンドルやライトを入れて自宅で楽しむことができる内容です。
また、麦わらを編んでつくる「ホタルかご」作りワークショップも行われます。
いずれのプログラムも、公式サイト(アソビュー)での事前購入制で、予定数量に達し次第、販売終了です。
詳しくは、うみの杜水族館の公式ホームページに掲載されています。
※2026年6月16日時点の情報です
(サカナト編集部)