カサゴが大好き──。
この魚の魅力はなんといっても、味が良いこと、そして見た目が可愛いこと。筆者は自宅でカサゴを飼育するほど、この魚に魅了されています。
カサゴの興味深い生態と飼育記録をまとめました。
カサゴを好きになった理由
筆者がカサゴを好きになったきっかけは、中学2年生のときに父親といった海釣りでした。
釣りを始めて最初の方はムツが釣れていたものの、そのあと1時間ぐらいはノーヒット。もう辞めようかなと思いながら、仕掛けを動かしていると久しぶりのヒットがありました。
なんだろうと竿を上げると、鈎にはカサゴが付いていたのです。
透明のバケツに入れて観察してみると、「正面顔とずんぐりむっくりした体がとても可愛い」と一目惚れでした。
そもそもカサゴってどういう魚?
カサゴ Sebastiscus marmoratus は、メバル科カサゴ属に分類される魚です。
日本各地の沿岸に生息する魚で、日本以外では中国や朝鮮半島などにも分布しています。味がよく漁業の対象になるほか、釣りにおいてもよく見られる魚です。
カサゴ(提供:お魚ゆとく)また、体色は褐色~赤褐色の個体が多いですが、赤みの強い体色を持った個体も知られています。
筆者が思うに、カサゴは底の岩や石、砂に擬態をし、通りがかった獲物を捕食しているのではないかと推察します。
カサゴの仲間には何がいる?
カサゴが属するメバル科は、多様性が高く、多くの種を含むグループです。
メバル科には、エゾメバル、クロソイ、オオサガなどが含まれるほか、日本産カサゴ属として、カサゴ、ウッカリカサゴ、アヤメカサゴが知られています。
ウッカリカサゴはカサゴと酷似しており、諸説はありますが「うっかりカサゴと間違えてしまった」というのが名前の由来になったと言われています。
カサゴのおいしさ
釣りでよく釣れるカサゴは色々な料理にされます。
刺身にして食べてみると、しっとりとして甘みがあり少し弾力があり淡泊な感じでおいしいです。
また、唐揚げにすると身はふんわりとしています。しっかり揚げた場合、トゲトゲの顔までせんべい感覚でおいしく食べることができます。
カサゴのから揚げ(提供:PhotoAC)カサゴはいろいろな食べ方でも美味しい料理なので、機会があればぜひ試してみてください。
カサゴは人間に懐く?
筆者の家には海水魚水槽があり、釣ってきたカサゴを飼育しています。
飼育期間は、2026年現在で1年が経過。一緒に暮らし始めた当初は、餌を食べてくれなくて不安でしたが、飼育3日目にアサリを落とすとパクっと食べてくれた時の喜びは忘れられません。
その後は、アサリと人工飼料を交互にあげることで、人工飼料に慣れさせていきました。
ご飯を見て待ってるカサゴちゃん(撮影者:お魚ゆとく)ふとカサゴを見ると、こっちを見て「餌をください」と言わんばかりに、目をキョロキョロし、蓋を開けると餌くれダンスをしてアピール。
この時、人工飼料をあげると水面まで来てパクっと食べにきます。なんと可愛いのでしょう。
こうした経験から、カサゴは人間に懐く魚ではないかと感じています。
カサゴのイメージ
釣り人にメジャーなカサゴは美味しい魚として知られています。
一方、トゲトゲとした見た目ですが、よく見ると可愛い一面もあるのです。
機会があれば、ぜひカサゴを観察してみてください。