京都水族館は現在、オオサンショウウオの体の構造や機能を題材にした企画展「オオサンミミクリー~『模倣』それはテクノロジーの始まり~」を開催中です。期間は12月28日まで。
会場では、生きものの特徴を技術や製品開発に生かす「バイオミミクリー」の考え方を紹介しながら、オオサンショウウオを着想源としたアイテムの展示や関連イベントを展開します。
オオサンミミクリー キービジュアル(提供:京都水族館)体の特徴をヒントにした3種類のアイテムを展示
企画展は、水族館内の「京の川」エリアで実施。オオサンショウウオの体の特徴を模した「オオサントング」「オオサン長靴」「オオサングローブ」の3種類を展示します。
「オオサントング」は、上あごと下あごに細かな歯が計3列並ぶ特徴をヒントにしています。
オオサントング(提供:京都水族館)「オオサン長靴」は、水の抵抗を抑えると考えられている流線形の頭部をモチーフにした商品。「オオサングローブ」は、滑りにくい構造を持つ手のひらに着目したアイテムです。
トングで物をつかんだり、グローブの手のひらに触れたりと、アイテムに触れながらオオサンショウウオの体の特徴を学ぶことができます。
オオサングローブ(提供:京都水族館)さらに、アイテムの発想につながった研究内容や飼育スタッフによる使用レビューを、解説パネルと映像で紹介。館内スタッフが考案したミミクリーアイデアも展示されます。
また期間中は、来館者からもミミクリーアイデアを募集。集まったアイデアの一部は、11月1日から2階「ミテッテ」に掲示される予定です。
飼育スタッフが考えたオオサンミミクリー イメージ(提供:京都水族館)幼体の測定会やファッションイベントも
関連イベントとして、推定5歳を迎えるオオサンショウウオの幼体の全長と体重を測定する催しを、10月12日午前10時から「京の川」エリアで実施。成体前の幼体を対象とした測定会は、同館では初めての実施となります。
10月31日には、オオサンショウウオをテーマにしたファッションイベント「オオサンミミクリー・コレクション」を開催。事前申込で選ばれた参加者が、オオサンショウウオをイメージした装いで会場内のランウェイを歩く予定です。
オオサンショウウオファッション イメージ(提供:京都水族館)12月5日には、京都大学大学院地球環境学堂および総合人間学部の西川完途教授を招き、オオサンショウウオの特徴を生かした新たなアイテムを考えるイベント「あったらいいなオオサンショウウオ」を実施。参加対象は小学生以上で、事前申込が必要です。
トークイベント イメージ(提供:京都水族館)各企画には、京都水族館の公式ホームページから事前申込が必要です。
記念日に合わせて飲食メニューも
9月9日の「オオサンショウウオの日」に合わせ、館内のハーベストカフェでは新メニューを販売します。
「オオサンの清流ハヤシビーフ」は、薄焼き卵でオオサンショウウオを表現し、ポーションクリームで清流の流れを表したハヤシライスで、価格は1200円です。
オオサンの清流ハヤシビーフ(提供:京都水族館)チョコレート味の「すいすいドーナツ オオサンショウウオ」も販売します。体の模様や前後の足の指の本数など、オオサンショウウオの特徴を取り入れたスイーツです。価格は750円です。
いずれも9月5日から販売を開始し、数量に達し次第終了します。
企画展は水族館の入場料のみで観覧可能。オオサンショウウオの生態について、多様な視点から考えるきっかけが得られそうです。
※2026年9月13日時点の情報です
(サカナト編集部)