京都水族館は10月1日、海水魚の「スズキ」にスポットを当てた企画展「あっちもこっちもスズキさん」を開始しました。
かつて多くの魚種が分類されていた「スズキ目」の魚を中心に、魚種ごとの特徴や違い、分類の変化などを紹介する企画です。
期間は12月28日まで。
あっちもこっちもスズキさん キービジュアル(提供:京都水族館)スズキの仲間を水槽やパネルで紹介
今回の企画展では、スズキのほか、京都の海に生息するマアジ、マハゼ、ミノカサゴ、マダイなどを紹介する特設水槽を設置。水槽の周辺には、それぞれの魚の特徴や、料理でもなじみのある魚種について解説するパネルも用意されています。
企画の背景には、魚類が水族館では身近な存在である一方、魚種ごとの特徴に注目する機会が少ないことがあります。そこで今回は、1種類の魚に目を向けるきっかけとして「スズキ」にフォーカスをあてたといいます。
「スズキ目」は、かつて非常に多くの魚種を含む分類群として扱われていました。しかし、近年の分類学的な研究によって魚類の分類が見直され、以前スズキ目に分類されていた魚のなかにも、現在は別の分類群として扱われているものがあります。
企画展では、こうした分類の変化にも触れながら、スズキとその仲間について紹介しています。
「スズキさん相性診断」も
展示には、飼育スタッフの視点を取り入れた「スズキさん相性診断」も登場します。
スズキさん相性診断 イメージ(提供:京都水族館)魚の特徴を恋愛相手に見立て、「会う頻度の理想は?」などの質問に答えることで、自分と相性のよい魚のタイプを診断できる企画です。
診断をきっかけに、実際の水槽で魚の姿や特徴を観察できる構成になっています。
「京の海」大水槽でスズキを探す企画も
2階「京の海」大水槽では、スズキやその仲間を探しながら観察できるよう、双眼鏡を設置。同水槽には京都の海に生息する約50種類の生きものが展示されており、多くの魚が泳ぐ水槽のなかからスズキの仲間を見つけることができるといいます。
「京の海」大水槽を双眼鏡で観察(提供:京都水族館)水槽の周辺には、飼育スタッフが京都の海や展示生物について紹介するブラックボードも設置される予定。魚の姿を観察するだけでなく、スタッフならではの視点から生きものの特徴を知る機会にもなりそうです。
すずきさんに来場特典
企画展の名称にちなみ、名字が「すずき」の人を対象とした来場特典も用意されています。
期間中、入場チケットもしくは年間パスポートと、名字を確認できる身分証明書を提示すると、特製「スズキさんステッカー」がもらえるキャンペーンを実施。ステッカーは数量限定で、1人1枚までとなっています。
また、1階エントランスホールには、期間限定の「スズキさん」フォトスポットも設置されています。
「全国すしの日」にはスズキにまつわるイベントを開催
11月1日の「全国すしの日」には、スズキにちなんだイベントも予定されています。
開館前には、名字が「すずき」の人を対象とした「集まれ!スズキさん」を開催。参加者がおすしを食べながら、飼育スタッフによるスズキや、かつてスズキ目に分類されていた魚についての解説を聞く内容です。
集まれ!スズキさん イメージ(提供:京都水族館)同日の午後には、「探せ!見分けろ!おさかなさん~すし編~」も実施予定。京都水族館で展示されている魚を中心に、すしネタや料理で親しまれている魚の特徴を飼育スタッフが解説します。
「あっちもこっちもスズキさん」は、スズキそのものだけでなく、身近な魚の分類や生態、魚種ごとの違いに目を向ける内容。展示やイベントを通して、普段何気なく見ている魚を改めて観察したり、分類について考える機会となりそうです。
詳しくは京都水族館の公式ホームページに掲載されています。
※2026年10月10日時点の情報です
(サカナト編集部)