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モチーフとなる生きものについて勉強していくこと、腕を磨くことが大事

━━━ 制作へのこだわりはありますか?
先ほどとも内容が被ってしまいますが、難しいなと感じたのは、イラスト等を描くときに、動物や植物をどこまで擬人化するのか。その辺はバランスをとりつつ、見ているモチーフに正確に、そして忠実にという根底は崩さず、なおかつ最近はご覧いただく方に親しんでもらえる雰囲気になるよう心がけています。

制作風景(提供:atelier*zephyr)

━━━ アナログとデジタルだと、どちらの作品が多いですか?
今までは半々だったんですが、ここ一年で状況が変わって、今は大きめのアナログ作品を描いています。

絵を描いていく身としては、モチーフとなる生きものについて勉強していくこと、腕を磨くことが大事になると思います。アナログの、きれいに塗れていないところ、例えば均一に塗ったつもりなのに、一か所色がはみ出ているとか。そういう、いままでだとエラーだと思われていたところが、人間だから描けるものとして注目される可能性もあるのかなと思っています。

上手に色んな技術と共存していけたらと考えています(※)。

※編集部注:作品制作に生成AIは不使用

身近な生きものを描き留める

━━━ ご自身の作品を通して、伝えたい想いはありますか。
最近は身近な生きものをよく描くようになりました。

私の作品をご覧になって、あぁ、あの時に見た絵の生きものはこういう生きものなのか、とか、実際に目の当たりにしたときに興味をもっていただくきっかけの一つになれたら嬉しいです。

小さなカタツムリ。最近庭で見かけた個体で、ここ10年ほどカタツムリそのものを見かけることがなく、久しぶりに見かけてうれしくて撮影した1枚(提供:atelier*zephyr)

私が住んでいる地域でも、近頃は宅地造成化が進みまして、生息する生きものの種類が大きく変わってしまったんです。時代とともに変わることは、仕方のないことではあるとは思いますが、今の内に作品に描き留めておきたいなという気持ちがあります。

スケッチとか、観察記録は描いていて。構想の段階ですが、それを活かせることができたらいいなと考えています。

━━━ 今後の展望はありますか。
リアルな展示をする機会を増やしたいと考えています。今年も2件ほど、作品展示の企画を予定しています。

あとは今の自分にできることを、コツコツと積み重ねていけたらいいなと、そういう気持ちでいます。

atelier*zephyrさん 今後の展示予定

atelier*zephyr 作品展「朔望 ―日々、いきもの―」
・日時:2026年6月2日(火)~6月14日(日) 10:00-20:00(最終日のみ18:00まで)
・会場:階段室(たまりば)
・住所:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2丁目17−1 渋谷アクシュ3階
・詳細:https://venues.theatre-workshop.co.jp/gallery-space-kaidanshitsu-tamariba/#exhibition

SAKANA APARTMENT(サカナアパートメント)
本屋・SAKANA BOOKS が2023年8月に開始した棚(部屋)貸しサービス。水生生物をモチーフに創作活動を行うクリエイターのグッズや絵が並ぶ。現在空き部屋あり(入居者募集中!)。

(サカナト編集部)

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サカナト編集部

サカナト編集部

サカナに特化したメディア

サカナに特化したメディア『サカナト』。本とWebで同時創刊。魚をはじめとした水生生物の多様な魅力を発信していきます。

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