海岸で拾ったごみを“入場通貨”として利用できるテーマパーク「EARTH GARDEN(アースガーデン)」が5月30日、沖縄県石垣市にプレオープンしました。
本施設は、環境に関する体験や旅行企画など提供する合同会社縄文企画が、ネイチャーリゾート「THE UBUFURU ISHIGAKI(ジ・ウブフル石垣)」と連携し、海洋プラスチック問題を五感で学べる新たな観光拠点として開設。
来場者はビーチクリーンを通じて地球環境への貢献を体験しながら、サステナブルなライフスタイルやアップサイクルの可能性に触れることができるといいます。
拾ったごみが“入場通貨”に
「EARTH GARDEN」は、海洋ごみ問題を“体験”として捉え直し、観光客と地域、地球環境の三者にとって価値ある時間を提供することを目指すテーマパークです。
最大の特徴は、入場料が現金ではなく、来場者自身が石垣島の海辺で拾い集めた海洋ごみであるということ。ビーチクリーンそのものがチケット代わりになる仕組みを採用しています。
海洋ごみ イメージ(提供:PhotoAC)観光客は、パンフレットに付属した専用のゴミ袋を手にビーチクリーンへ参加。回収ステーションにごみを持ち込むことで、感謝状やオリジナルステッカー、デジタルクーポンなどを受け取れる仕組みで、海洋ごみ問題を自分ごととして学べます。
プロジェクトポスター(提供:合同会社縄文企画)展示・ワークショップで海洋プラ問題を学べる
パーク内には、海洋プラスチック問題の現状を伝える展示に加え、海岸漂着物をテーマにした「海洋漂着博物館・図書館」、国内外のサステナブル企業による先進事例を紹介するブースなど、多角的に環境課題を捉えるコンテンツが順次整備される予定です。
また、日常の暮らしに生かせるエシカルなライフスタイルを体験できるワークショップや、アップサイクルアーティストによるアート作品展示も企画されており、楽しみながら学ぶ場づくりに力を入れるといいます。
施設内 イメージ(提供:合同会社縄文企画)さらに、今後は園内に「アップサイクル工房」を併設し、“入場料”として集まった廃プラスチックをキーホルダーなどの小物やインテリア、アート作品へと生まれ変わらせる取り組みも計画しているそうです。
石垣島から世界へ 循環型観光の新モデル発信
縄文企画は、石垣島から世界に向けて海洋プラスチック問題の解決に向けたムーブメントを発信することで、環境保全と観光振興を両立させるモデルケースを提示したい考えです。
THE UBUFURU ISHIGAKI イメージ(提供:合同会社縄文企画)本施設について、詳しくは「ISHIGAKI NICECLEAN PROJECT」の公式ホームページに掲載されています。
※2026年6月10日時点の情報です
(サカナト編集部)